ひたちなか海浜鉄道キハ3710形
2018年まで運転された「曙光の大地」塗装。下部に濃緑色・上部にクリーム色・その境界部に金帯・扉に黄色を配している。
(写真:湊線 那珂湊駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1995(平成7)年運行区間:湊線
●ひたちなか海浜鉄道生え抜きの軽快気動車
新潟鐵工所(現、新潟トランシス)製の軽快気動車で、ひたちなか海浜鉄道の主力車両。同鉄道が新造した車両としてはケハ601以来、35年ぶりで、形式名は語呂あわせで「みなと」より、3710とした。車体長は18.5m、車内はオールロングシートで、出入り口に車椅子様のスペースを確保している。なお、2002(平成14)年に導入した1両は、ブレーキの二重化など仕様の一部が変更されたため、キハ37100形と形式名が分けられている。現在、キハ37100形と併せて3両が在籍している。
●カラーバリエーション
茨城交通時代のキハ3710形。
(写真:湊線 阿字ヶ浦駅/撮影:リン)
2017(平成29)年7月30日から運転されているコマツラッピング車両。キハ3710-02に施されているもので、コマツ茨城工場10周年を記念したもの。コマツ製品並びにコマツのキャラクター「ケンケンキッキ」が描かれている。
(写真:湊線 磯ア〜阿字ヶ浦/撮影:リン)
キハ37100形 (37100-03)。2010(平成22)年から2018(平成30)年まではイラスト車両「アニマルトレイン」として運転され、前後で表情が異なっていた。
(写真1枚目:湊線 那珂湊駅、2枚目:湊線 勝田駅/撮影:裏辺金好)
キハ37100形 (37100-03)は、2020(令和2)年から「銅色の列車」として運転中。「曙光の大地」塗装をベースに、下半分を株式会社高木製作所の主要製品である「銅の色」とし、扉には同社で銅の接合に使用する「銀の色」と、一部のメッキに使用する「金の色」を使用している。
(写真:湊線 磯ア〜阿字ヶ浦/撮影:リン)
●車内の様子
(撮影:裏辺金好)