鹿島鉄道DD901形
ディーゼル機関車の保存例は少なく、産業遺産としても貴重な存在であったが・・・。
(写真:常陸小川駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1955(昭和30)年元、運行区間:鉾田線
●突如として解体された鹿島鉄道のディーゼル機関車
日本車輌が製造したもので、元々は関東鉄道常総線で活躍していたディーゼル機関車。900馬力エンジンの試作車両であり、国鉄が試験に使っていたこともあった。1974年からは、現在の鹿島鉄道に転属となり、貨物輸送で活躍していたが、国鉄DD13 367を購入したことから1988(昭和63)年に引退。その後、長らく放置され荒廃していたが、2000年10月からは、現在の常陸小川駅構内に保存されており、時折ファンが集まって保守をしているため、美しい姿を保っていた。
ところが2007(平成19)年2月に、突如として解体が行われてしまった。