鹿島鉄道キハ430形
キハ431、キハ432の2両が在籍し、それぞれ塗装が異なっている。こちらはキハ431。
(写真:石岡駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1957(昭和32)年元、運行区間:鉾田線
●加越能鉄道の生き残り
東急車輛で製造された気動車で、富山県の加越能鉄道(現在は路面電車事業からも撤退し、バス会社となっている)で運転されていた車両。1973(昭和48)年に現在の鹿島鉄道へ譲渡され、前照灯のシールドビーム化などの小改造を実施。1986(昭和61)年にワンマン運転に対応するよう改造されている。加越能鉄道の歴史を伝える貴重な車両であり、動向が注目されていたが、幸いにもキハ431が鹿島鉄道保存会に引き取られ、茨城県小美玉市にある私設・鹿島鉄道記念館(普段は非公開)。また、キハ432が小美玉市の小川南病院「はるるの郷」の利用者用施設として保存されている。
●キハ432
キハ432は、下半分が朱色となっている。
(写真:石岡駅/撮影:リン)