京阪電鉄13000系
登場時から緑の新塗装で登場。
(写真:宇治線 黄檗駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2012(平成24)年運行区間:京阪本線、鴨東線、中之島線、交野線、宇治線
●京都らしいデザインを追及した一般車両
老朽化が進む2600系を置き換えるために登場した京阪の普通列車用車両で、4両編成と7両編成が存在。交野線などで使用されている10000系と、中之島線開業時に投入された3000系をベースに開発されたもので、制御装置はVVVFインバータ方式。前面デザインは3000系のデザインコンセプト「風流の今様」を継承している。
また、車内はロングシートで、京阪電車では初となる片持式のバケットシートを扉間に採用したほか、内装は京都の石畳をイメージした床面とし、サブカラーには墨、アクセントカラーとして橙を採用。さらに座席表地やつり革に萌黄色を用いている。
当初は4両編成×5本=20両が投入され、宇治線を中心に一部は交野線でも運用されている。2014(平成26)年からは本線用に7両編成とした20番台が登場し、増備が継続されている。
なお、2023(令和5)年には、3000系へのプレミアムカー新製投入により余剰となった一部の車両が、13000系に編入され、既存の車両と入れ替わっている。車内はセミクロスシートのままであるため、13000系の中で異彩を放つ存在となっている。
●ギャラリー
貫通幌を取り付けた状態。
(写真:宇治線 黄檗駅/撮影:裏辺金好)