京阪電鉄8000系
8000系の新塗装。従来の塗りわけとは逆パターンになったような雰囲気もある。
(写真:京阪本線 野江駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1989(平成元)年運行区間:京阪本線、中之島線、鴨東線
●京阪特急の主役
京阪鴨東線三条〜出町柳間の開業の際に登場。当初は特急の運用増加分のみの製造の予定だったが、8000系の人気と3000系とのアコモデーションの差により特急の8000系化が決定され3000系の置き換えが開始、現在では2扉の特急の殆どは8000系で運転されている。車内は伝統の転換クロスシートで、テレビカーや3000系で好評だった二階建て車などを組み込んでおり、特別料金不要の車両としては最高クラスの車内環境を誇っている。また、京阪電気鉄道で初めてワンハンドルマスコンを採用しており、定速ノッチ(任意の速度を保ったまま運転する機能)を搭載している。
2017(平成29)年8月20日からは、京都側から6両目の車両を座席指定車「プレミアムカー」として改造し、運行を開始。車内はリクライニング可能な2+1の3列シートで、前後のシート間隔を従来よりも100mm拡大。座席に大型テーブル(一部除く)やコンセントを配置したほか、ラゲッジスペースを用意している。
なお中之島線開業向けて新3000系が登場したことに伴い、2008(平成20)年6月に1編成のみが活躍する(旧)3000系を編入。当該編成については旧3000系のページを参照されたい。
●カラーバリエーション
旧塗装時代の8000系。
(写真:京阪本線 滝井駅/撮影:デューク)
2023(令和5)年11月30日から運転されている大阪・関西万博ラッピング列車。8007編成に施されている(プレミアムカーを除く)。
(写真:京阪本線 関目駅/撮影:ネオン)
●車内の様子
普通車の様子。2010(平成22)年からリニューアルが開始され、内装を一新。LCD式車内案内表示器も設置されている。
(撮影:リン)
こちらもリニューアル後の8000系普通車。車端部のロングシートはハイバックロングシート化され、1区画ごとにヘッドレストを設けている。
(撮影:リン)
2階建て車両の車内。
(撮影:裏辺金好)
プレミアムカーの車内。座席は大型ヘッドレスト・ヘッドカバー、全席のひじ掛けに電源コンセント(許容電流2A)をを備えている。また、枯山水をイメージしたカーペットが敷かれているのも特徴。
(撮影:デューク)
プレミアムカーの種別・行先表示器。
(撮影:デューク)
プレミアムカーは片開きの1ドアに改造されている。
(撮影:デューク)