高松琴平電鉄750形
晩年はレトロ車両としてクリームと茶色に塗られていた。
(写真:仏生山工場/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1953(昭和28)年/ことでんデビュー年:1965(昭和40)年元・運行区間:琴平線・長尾線・志度線
●現在は里帰りして余生を送る
玉野市営電気鉄道(当時は備南電気鉄道)でモハ100形として1953(昭和28)年にデビューしたが、同線が電車から気動車に使用車両を変えたために余剰となった同車3両をことでんが譲り受けて登場。入線後は持ち前の大出力を活かして琴平線の急行として使用されたが、後に長尾線・志度線に転属。他形式の車両と連結されて活躍していた。しかし、冷房車両の導入により2006(平成18)年9月に最後まで残っていた760号が引退、形式消滅した。現在、760号は玉野市に里帰りし、同市の総合保健福祉センター(すこやかセンター)で静態保存されている。