高松琴平電鉄


〇解説

 讃岐平野に3路線を持つ鉄道。1911(明治44)年に現在の志度線を開業した讃岐電鉄(開業時は東讃電気軌道)、1912(明治45)年に現在の長尾線を開業した高松電気軌道、1926(大正15)年に現在の琴平線を開業した琴平電鉄の3社が1943(昭和18)年に合併して設立された。以前は全ての路線が繋がっていたが、1994(平成6)年に瓦町駅の改良工事に伴って志度線が琴平線・長尾線から分断された。
 1970年代後半以降、関東の大手私鉄などから多数の車両を購入し、(引退は進んだものの)それらが現在も使用されている。また、開業時の車両も現役で存在するなど、「動く電車の博物館」とも言える状況となっている。最近ではラインカラー制を採用しており、琴平線は黄色、長尾線は緑、志度線はピンクがそれぞれの車両の下半分に塗られている。
 2007(平成19)年5月に在籍している同社オリジナルの1000形(120)・3000形(300)・5000形(500)の3両が産業考古学会の推奨産業遺産に指定された。しかしながらレトロ車両は老朽化に伴い、2020(令和2)年から2021(令和3)年にかけて順次廃車されることが発表された。

■保有車両


▲20形 ▲30形
▲60形
▲600形 ▲700形 ▲750形

▲1000形
▲1020形 ▲1060形
▲1063形 ▲1070形 ▲1080形
▲1100形 ▲1200形 ▲1300形
 
▲3000形 ▲5000形  

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