栗原電鉄ED35型
(写真:石越駅/撮影:JS3VXWの鉄道管理局様 禁転載)
●基本データ・運行区間
デビュー年:1955(昭和30)年栗原電鉄デビュー年:1968(昭和43)年
元運行区間:栗原電鉄線
●東武ED610形の譲渡を受けたもの
元々は東洋電機で東武鉄道の日光軌道線用に製造されたもので、日光軌道線内でED611型として同線の貨物輸送で運行を開始した。車体裾にRをもつ丸っこい独特の形状の機関車で、主電動機や台車が、かつての電気式気動車であった国鉄キハニ36450形から流用・改造されている。1968(昭和43)年に日光軌道線廃線と同時に廃車となるが、栗原電鉄が元西武1形1で、凸形電機の形状だったED351を置き換えるために、導入。車番は先代と同じくED351を名乗ることになった。以後、貨物輸送の主力として活躍したが、1987(昭和62)年、細倉鉱山閉山に伴う貨物輸送が廃止に伴い廃車された。
その後は長らく石越駅構内にて留置されていたが、現在は鉄道ファンに引き取られて保存されている。