京都市交通局50系
全線地下・ホームドア設置と、日本一撮影しにくい車両といっても過言ではない。
(写真:東西線 醍醐車庫/撮影:国鉄車両好)
●基本データ
デビュー年:1997(平成9)年運行区間:東西線
●日本一撮影しにくい?東西線用の車両
京都市交通局が東西線(二条〜醍醐間)の開業時に投入した車両。当初は6両×14本=84両が登場し、2004(平成16)年11月26日の醍醐〜六地蔵間延伸の際に、音車輪の採用や連結器緩衝装置を変更した6両編成×3本=18両が増備され、合計で102両となった。いずれも近畿車輛で製造されている。カラーリングは京都の伝統やわび、さびを表現するとともに、暖色系の「朱色」 をメインカラー帯として車体に配し,「紫色」 をサブカラーとして配色している。ただし、東西線は全線にわたってホームドアが設置されており、地上区間もないため、50系の外観全体を見るのはなかなか難しい。
車内はオールロングシートで、天井や壁面は白色系統を採用。座席モケットは車体のサブカラーである紫色とし、床面は落ち着いた色彩のツートンカラーとしている。
また、2017(平成29)年度から車内案内表示器を4箇国語(日・英・中・韓)表示機能付きフルカラー液晶方式に変更。前面・側面の行先表示器のフルカラーLED方式に変更している。
なお、東西線は京阪電鉄京津線と直通運転を行っているが、直通車両は京阪800系が用いられており、50系は東西線内のみの運行である。