真岡鐵道C11形


これから検査に入る秩父鉄道C58 363号機と検査上がりの真岡鐵道C11 325号機。両機の入場時期とイベントが重なってできた、まさに夢の共演。
(写真:大宮総合車両センター/撮影:ロクマルサン)

●基本データ

デビュー年:1932(昭和7)年/真岡鐵道デビュー年:1998(平成10)年
元運行区間:真岡線(出張運転としてJR只見線、八戸線、陸羽西線、磐越東線、左沢線など)

●真岡鐵道2両目の動態保存蒸気機関車

 真岡鐵道では真岡鐵道では以前325号機が活躍しており、同線のC12 66号機と共に「SLもおか」の牽引を行っていた。同機は新潟県の水原中学校に保存されていたのが、1997(平成9)年11月から1998(平成10)年9月にかけてJR東日本の大宮工場(現、大宮総合車両センター)で復元され、同年11月1日から「SLもおか」の運行に就いていた。

 C12の予備機として復活を遂げたが、出張運転としてJR東日本の只見線や磐越東線などでも運行をしたこともあり、真岡鐵道内でもイベントなどでC12と共に重連運転やプッシュプルも行った。しかし、利用客が減少したことにより、2両の蒸気機関車を維持することが困難となったことから、2019(令和元)年12月1日をもって真岡鐵道での運用を終了。2020(令和2)年7月に東武鉄道へ譲渡された。

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