長崎電気軌道700形
都電カラーで活躍した701号。
(写真:浦上車庫/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1955(平成30)年長崎電気軌道デビュー年:1969(昭和44)年
運行区間:長崎電気軌道線
●都電2000形の譲渡車
1951(昭和26)年〜1955(昭和30)年にかけて製造された都電杉並線用の2000形のうち、最終製造グループである2018〜2022、2024号の6両の譲渡を受けたもの。ワンマン化対応や、塗装変更が実施された。1985(昭和60)年に、701号(元2018号)が長崎電気軌道開業70周年記念で都電時代の塗装に復元。冷房化改造はされず、動態保存車となった。その他の車両は順次廃車が進められた。なお、車両維持が困難になったことから、701号も2019(平成31)年3月を以って引退する。
なお、700形は杉並線在籍時は軌間1,067mm用として登場し、1963(昭和38)年の同線廃止時に軌間1,372mm用に改造を受けたのち、長崎電気軌道では軌間1435mm用に再改造されたという、ユニークな経歴を持つ。