大井川鐵道420系
昭和30年代の近鉄特急の貴重な生き残りだった。塗装は近鉄旧特急色だが、車体は一般車に改造されたまま。
(写真:千頭駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1953(昭和28)年/大井川鐵道デビュー年:1994(平成6)年運行区間:大井川本線
●近鉄から譲渡されて活躍
近鉄名古屋線の特急用車両6421系として登場。その後養老線に転属されたのち、1984(昭和59)年には形式を420系に変更。1994(平成6)年までに全車が廃車となったが、1編成が大井川鉄道(現、大井川鐵道)へ譲渡された。近鉄時代に前照灯の増設や3扉化、一部ロングシート化などの改造を受けており、大井川鐵道では唯一の3扉車となっていた。非冷房車のため、動くことが少なく、2009(平成21)年5月22日をもって引退。その後は千頭駅に留置された状態が続いていたが、2016(平成28)年6月に解体された
●車内
(撮影:リン)