大井川鐵道C12形
赤いプレートが特徴。新金谷駅の転車台で見ることができる。
(写真:新金谷駅/撮影:リン)
●基本データ
登場年:1937(昭和12)年/大井川鐵道デビュー年:1987(昭和62)年運行区間:大井川本線
●日本ナショナルトラスト保有の164号機
C12形は昭和初期の不況時に簡易線(ローカル線)用として経済性を求めて製造された小型タンク機関車。大井川鐵道で活躍するC12 164号機は中央本線の木曽福島機関区で現役を退いた後、千頭駅での静態保存を経て、1976(昭和51)年から1984(昭和59)年まで大井川鐵道で運行。その後、休車となっていたものを1987(昭和62)年に日本ナショナルトラストが取得し、同年7月25日から大井川鐵道の運行・管理で臨時SL急行「トラストトレイン」として運転を開始したものである。
しかしながら2005(平成17)年にATS設置義務化に対応できなかったやボイラーの不具合から静態保存に変更。新金谷駅構内の転車台上で展示されている。
日本ナショナルトラストでは将来的な動態保存を目指しており、再び線路上を走行する姿が期待される。