大井川鐵道C56形
(写真:抜里〜家山/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1936(昭和11)年大井川鐵道デビュー年:1980(昭和55)年
運行区間:大井川本線
●タイから日本へ帰還し、タイ時代の姿のみならず・・・?
C56 44号機は三菱で製造され、千歳線など北海道で活躍を開始。しかし、間もなく太平洋戦争の開戦となり、他のC56形と共にタイやビルマ(現、ミャンマー)へ軍事供出され、日本の敗戦後は使用可能なものについてはタイ国鉄700形として活躍。この44号機は735号機として活躍した後、1979(昭和54)年にC56 31号機(タイでは725号機)と共に日本への帰還が実現。C56 31号機は靖国神社の遊就館で静態保存され、44号機は大井川鉄道(現、大井川鐵道)で動態保存されることとなり、1980(昭和55)年1月29日に同鉄道で営業運転を開始した。2003(平成15)年12月には不具合もあって運用を離脱するも、2007(平成19)年には「日本とタイの修好120周年」を記念し、タイ国鉄時代の塗装や外観を再現した上で復活。同年10月7日から2010(平成22)年9月中旬までは、この塗装で活躍した。
その後は通常の日本国鉄時代の黒一色の塗装へ変更されているが、2015(平成27)年からは夏季に「きかんしゃトーマス」に登場する「きかんしゃジェームス号」に改造されて運転されている。
●カラーバリエーション
タイ国鉄時代の姿を再現した姿。
(写真:川根温泉笹間渡〜抜里/撮影:裏辺金好)
2015年夏季は「きかんしゃジェームス号」に変身!
(写真:大井川本線 抜里〜家山/撮影:リン)