西武鉄道3000系


(写真:池袋線 椎名町駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1983(昭和58)年
主な元運行区間:新宿線、池袋線、狭山線、豊島線、拝島線、国分寺線、西武園線、西武秩父線

●再び新101系タイプの顔へ

 4扉車の2000系が登場しながらも、引き続いて誕生した3000系は3扉車に戻り、前面デザインも新101系に近いものへと変更された(前面窓の左下に車両番号を表記しているのと、先頭車前面の鼻柱みたいなのが無くなっているのが、容易に見分けられる特徴)。また、制御方式は2000系と同じく界磁チョッパ制御を採用した。

 当初は全編成が8両固定編成で登場し、西武鉄道で初めて側面方向幕を搭載するなどの新機能を搭載している。なお、後に2編成が6両編成に短縮され、国分寺線などでも運転されていたが、2014(平成26)年12月までに全編成が廃車となった。

 なお、2014(平成26)年に3007編成(6両)、翌年に3009編成(6両)が近江鉄道へ譲渡され、2020(令和2)年7月23日の試乗会を経て、8月1日から2両編成×1本が営業運転を開始した。近江鉄道での形式は300形。

●カラーバリエーション


2009年より池袋線で運転されている「銀河鉄道999」ラッピング車両。登場キャラクターの「車掌」が前面に描かれている。
(写真:池袋線 練馬高野台駅/撮影:裏辺金好)

2009年より池袋線で運転されている「銀河鉄道999」ラッピング車両。こちらは先ほどの反対側で、メーテルが前面に描かれた。
(写真:池袋線 練馬高野台駅/撮影:裏辺金好)

2010年7月より運用されていた、ライオンズ塗装の電車。チームカラーである「レジェンドブルー」塗装にチームロゴをデザイン。
(写真:池袋線 所沢駅/撮影:裏辺金好)

ライオンズ電車の反対側。前面のイラストが小さく全体が解るようになっているのが特徴。
(写真:池袋線 所沢駅/撮影:裏辺金好)

近江鉄道300形。西武時代の黄色からオリエントブルーへ塗装変更。なお、中間電動車に制御車の先頭部を移設する先頭車化改造が行われている。
(写真:本線 宮駅/撮影:鐵)

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