東京都交通局6000形
都内の個人宅で静態保存された後、2008年に東京都交通局に里帰りした6086号。
(写真:荒川電車営業所/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1947(昭和22)年元運行区間:都電各線
●都電最盛期を代表した車両
1953(昭和28)年まで291両が製造された都電を代表する車両で、長らく活躍を続けた。しかし、都電網の縮小により活躍の場を大幅に減らし、最後は6152号がイベント用として荒川線で活躍していたが、ブレーキの基準が合わなくなったことから2001(平成13)年12月に引退し、現在は「あらかわ遊園」で保存。このほか、6063号が東京都文京区の神明町都電車庫跡公園で、6080号が北区の飛鳥山公園で、6086号が東京都交通局の荒川電車営業所、6162号が都電荒川線大塚駅前電停近くの南大塚公園、6191号が東京都府中市の交通遊園で保存されている。この他にも個人などで保存している例がある。
●カラーバリエーション
1950年代当時の深緑とクリーム色に似せた「金太郎塗り」で運用を終えた6152号。
(写真:あらかわ遊園/撮影:裏辺金好)
●その他保存車両
東京都北区の飛鳥山公園で保存されている6080号。
一昔前に比べて修繕されたが、イタズラ対策で側面窓は無し。前面ガラスもアクリル板に交換されている。
(写真:飛鳥山公園/撮影:裏辺金好)
東京都府中市の交通遊園で保存されている6191号。
(写真:東京都府中市 交通遊園/撮影:裏辺金好)