東京都交通局6500形


(写真:東急目黒線 奥沢〜田園調布/撮影:デューク)

●基本データ

デビュー年:2020(令和2)年(※営業運転開始は2022年)
運行区間:三田線、東急目黒線

●東急目黒線8両編成化に対応した三田線の車両

 都営6500形は地下鉄三田線用の車両で、登場から約30年が経過した6300形1・2次車の置き換えと、直通先である東急目黒線の8両編成化に対応するために投入されるもの。

 2020(令和2)年度から2022(令和4)年度にかけて、近畿車輛で8両編成×13本=104両が製造される。

 ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた「人にやさしい車両」がコンセプトであり、全ての車両にフリースペースを設置したほか、低い吊り手と荷棚を採用。また、乗降口脇のスペースを広くすることで、ラッシュ時のスムーズな乗降を図ったほか、全車両への防犯カメラ搭載、抗ウイルスコーティングの施工などを実施している。

 システム面ではSiC素子を使用したVVVFインバータの搭載したほか、都営地下鉄では初となる車両のデータをリアルタイムに収集する「車両情報収集システム」を搭載している。

 営業運転開始は2022(令和4)年5月14日。

●車内の様子


ラインカラーである青色を基調としたデザイン。車内案内表示器は、2画面+1画面(広告用の地下ッ都ビジョン)となっている。
(撮影:リン)

6人掛けのロングシート。1人あたりの座席幅を従来より約25mm拡大している。
(撮影:リン)

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