東急電鉄300系


(写真:東急世田谷線 宮の坂駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1999(平成11)年
運行区間:世田谷線

●世田谷線の運行を一手に引き受ける

 長年運用されていた、緑色の旧型車両(デハ70形、デハ80形、デハ150形)に代わって誕生した世田谷線用の車両。編成によって塗装が異なり、カラフルなのが特徴である。

 2車体3台車の連接車で、車体は腐食が予想される部分はステンレス、その他の部分は鋼製のセミステンレス構造。営業上の最高速度は40 km/hで、制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御を採用している。また、低床車両ではないが、ホームを嵩上げすることによって、バリアフリー化を実現している。なお、在来車が残存していた頃は、ホームの高さが床面より低かったことから、当時投入された306Fまではドア下へステップがついており、現在もその跡が見られる。

 300系は2001(平成13)年2月11日に在来車をすべて置き換え、世田谷線のすべての運行を担当している。

○カラーバリエーション


301Fは旧玉川線の塗装を再現。当初はアルプスグリーンで登場した。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)

302Fはモーニングブルー。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)

303Fはクラシックブルー。
(写真:世田谷線 下高井戸駅/撮影:裏辺金好)

304Fはアップルグリーン
(写真:世田谷線 山下駅/撮影:裏辺金好)

305Fはチェリーレッド
(写真:世田谷線 山下駅/撮影:裏辺金好)

305Fは2017(平成29)年4月10日から、玉川電気鉄道(玉電)開業110周年を記念し、開業当時の狭軌車輌をイメージしたラッピング車両となっている。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)

306Fはレリーフイエロー
(写真:世田谷線 下高井戸駅/撮影:裏辺金好)

307Fの登場時
(写真:世田谷線 下高井戸駅/撮影:裏辺金好)

307Fの現在はブルーイッシュラベンダー。
(写真:世田谷線 三軒茶屋〜西太子堂/撮影:裏辺金好)

307Fは2020(令和2)年9月7日から2023(令和5)年4月末頃まで「SDGsトレイン『美しい時代へ号』」(初代)としてラッピングされていた。
(写真:世田谷線 山下駅/撮影:裏辺金好)

308Fはサンシャイン。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)

「せたまるサンタラッピングトレイン」となっていた頃の308F
(写真:世田谷線 宮の坂駅/撮影:もこてん 禁転載)



308Fは2017(平成29)年9月25日から玉川線開通110周年を記念した「幸福の招き猫電車」として運転されている。
(写真:世田谷線 宮の坂駅/撮影:裏辺金好)

309Fはバーントオレンジ。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)


310Fはターコイズグリーン。
(写真:世田谷線 三軒茶屋駅/撮影:裏辺金好)

310Fは2023(令和5)年4月25日から「SDGsトレイン『美しい時代へ号』」(2代目)として運転され、グラデーションのカラーリングが特徴。
(写真:世田谷線 山下駅/撮影:裏辺金好)

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