鉄道博物館〜埼玉県さいたま市大宮区〜

車両ステーション1階(全国に広がる特急網)




485系特急型交直流電車 クハ481−26/モハ484−61
 485系は1964(昭和39)年に登場した交直流特急型電車で(最初に投入されたのは481系と呼ばれるグループ)、特急「雷鳥」(大阪〜富山)、特急「しらさぎ」(名古屋〜富山)でデビューしました。初期に投入された先頭車は、151系を踏襲したボンネット型で、今でも数多くのファンを魅了しています。
 写真1枚目は南館オープン後の姿。ヘッドマーク交換作業をする人形や、スカート前の注意書き看板が撤去されて、車両全体がよく見えるように。

485系特急型交直流電車 クハ481−26
 トレインマークをあまり交換してくれませんが、2015(平成27)年のGWには「やまばと」で展示されました。


455系急行型交直流電車 クモハ455−1
 1965(昭和40)年製。直流区間と50Hzの交流電化区間を走行できます。東北本線、常磐線などで活躍し、急行「いわて」「ばんだい」「まつしま」などで活躍。 国鉄末期からは急行列車の任を解かれ、仙台・福島地区で普通列車として活躍。車内の一部はロングシートに改装され、普通列車時代のまま展示されています。なお、この車両は2006年まで訓練車として使用されていました。

455系急行型交直流電車 クハ455−2/モハ454−4 
 こちらの455系は東北色のまま、455ランチトレイン(旧称:フレンドリートレイン)として、屋外に保存。休憩スペースとして活用されています。なお、このクハ455−2はJR発足後にライト周りなどを改造を受けており、ヒストリーゾーン保存のクモハ455とは顔つきが変化しています。



ED75形交流電気機関車 ED75 775号機
 1963(昭和38)年から302両が量産された電気機関車で、動輪4軸ながら、6軸の直流機並みの粘着性能を有しました。このうち700番台と呼ばれるグループは、耐寒耐雪装備を持ち、羽越・奥羽本線で活躍しました。ヘッドマークを時期によって交換して展示されています。


183系・189系特急型直流電車 
クハ183−1009、クハ183−1020、モハ189−31、モハ188−31

 183系と189系は、中央線の特急「あずさ」「かいじ」や、房総半島の特急「わかしお」「さざなみ」、長野方面の特急「あさま」で活躍した車両で、183系先頭車と189系中間車が合計4両、休憩スペースおよび飲食スペースとして使われています。


なお、後に特急シンボルマークが復元されたほか、トレインマークは時折変更されています。

南館オープン後の展示風景。

183系特急型直流電車 クハ183−30断面
 残念ながら一部だけですが、房総半島で2006(平成18)年まで活躍した183系0番台先頭車が車両の断面を示すために展示。カットモデルでもいいから、トレインマークなどの参考例として顔の部分を展示して欲しかった・・・。

ヒストリーゾーン1階(新幹線の誕生)


0系新幹線電車 21−2
2009年10月21日より展示を開始した0系(21−2)。開業時の車両で、JR西日本から譲り受けたもの。展示棟内では、1964年の東海道新幹線開業当時の東京駅ホームの情景を一部再現しています。

側面のサボ。

車内の様子。

トイレ周辺。

床下見学も可能な構造。

台車も間近に見ることが可能です。


0系新幹線電車 21−25
 こちらは鉄道博物館開館時から展示されている0系のカットモデルで、交通博物館の入口で展示されていたことでお馴染み。よく見ると先頭部には、交通博物館閉館時の装飾の跡が・・・。

再現された東京駅新幹線ホーム下
 次々と発着する新幹線の清掃等、メンテナンスは車両基地で行うだけでは足りず、東京駅のホームの下でも次々と行われています。その情景が再現されました。

0系関連グッズ
 0系が登場した頃を中心に、昔の様々な玩具等が展示されています。この中で遊んだことのある商品も多いのでは?

0系関連新聞
 東海道新幹線開業時の新聞や雑誌などが展示。


200系新幹線電車 222−35
 1981(昭和56)年製。1982(昭和57)年に大宮〜盛岡で開業した東北新幹線に投入された初期車両の1両です。
 200系は0系新幹線をベースに、交流25000V、50Hzでの走行を可能にし、さらに雪の多い地域を走行するために強固な耐寒・防雪構造を備える一方、アルミ車体の採用による軽量化を実現しました。

200系新幹線電車 222−35
 200系新幹線は床下からの見学が可能。防雪のために、しっかりと収納された機器や、台車などを見ることが出来ます。なお、同車は2005(平成17)年に引退したK31編成の先頭車で、リニューアル工事を受けず、ほぼ原形、原色を守り抜いた車両として人気を集めていました。

200系雪に挑む「ARスコープ」
画面を見ると、雪の中を疾走する200系の迫力あるCG動画が風を感じながら見られます。


E1系新幹線電車 E153−104
 東北・上越新幹線で活躍した車両で、登場時の塗装ではなく上越新幹線時代に塗装変更された「朱鷺色」で保存。

南館1階の様子。


400系新幹線電車 411−3
1992(平成4)年の山形新幹線開業時に投入された400系L3編成のグリーン車。登場時の塗装に復元され、南館の仕事ステーションで展示されています。


E5系新幹線電車 E514−9001
E5系先頭車(グランクラス)を鉄道博物館展示用に、日立製作所で新造したもの。走行機器は省略されています。



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