日本の旅 第96回
愛・地球博〜愛知県長久手町・瀬戸市〜
     A trip of Japan No.96 JAPAN EXPO 2005
○愛・地球博の概要
 2005年3月25日から2005年9月25日まで、愛知県長久手町と瀬戸市の2会場で開催された万国博覧会(正式名称は2005年 日本国際博覧会)。開幕当初こそ、客の入りが少なく先行きが不安視されたが、年間パスポートが大ヒットしたため、特に夏休み以降は連日の大にぎわい。2200万人以上が入場し目標動員数をクリアはしたが、しかし同じ人(特に愛知県民)が何度も行っていただけとの声も。
○グローバル・コモン4 (北欧、東欧)
 北ヨーロッパ、東ヨーロッパ(ロシア周辺地域)各国を中心としたパビリオン。
 ところで、ポルトガルもこのゾーンに入っているのは何故?


イギリス館
 パビリオンの半分を庭園が占めるという独特のパビリオン。さらに、人の現代アーティストによる7つの造形作品がディスプレイされています。

イギリス館内部
 

ベルギー館
 ファン・アイクから現代デザイナーに至るまでのベルギー芸術を紹介。

ベルギー館
 入り口ではタンタンがお出迎え。

オランダ館
 風車を中心とした風景でおなじみであり、また大航海時代の一翼を担ったオランダ。それを象徴するかのような外観デザインのパビリオン。そのイメージ両方に共通する「水」をテーマにした展示内容を展開しています。

コーカサス共同館
 アゼルバイジャン共和国、アルメニア共和国、グルジアの共同館。

スイス館
 外観からして展示テーマが一目瞭然のスイス館。正確には「スイスの神話」「ビジョン」「危険と注意」「科学の頂点」「モンテロ−ザ」という5つのテーマを中心に展示か構成されています。特筆されるのは、アルプス山脈をコンピューターで描画した巨大な羊皮紙を使用し、会場の骨組みに張り巡らされ、館内に自然の山々が立体で再現していることです。

ルーマニア館
 展示スペースと文化芸術の実演のためのスペースを組み合わせたパビリオン。ただ、私が行ったときには何も行われていなかったので、まるで面白くありませんでした。観光物産販売さえやっていなかったですね。

ウクライナ館
 トリュピリア文明のトウモロコシ保存容器、食器類、荷馬車、双眼鏡型儀式鉢や家屋モデルの展示。見ておけばよかった・・・。

チェコ館
 「ファンタジーと音楽の庭園」がテーマ。ドヴォルザークなどの有名な作曲家を輩出した同国ならではのテーマで、ウォーターピアノ、金属や木や石の音(声)、光のトランペットなど音楽を中心とした幻想的な芸術を展開。

ポルトガル館
  ポルトガルの歴史に欠かせない「海」に関する展示と、日本とポルトガルの人と食文化の交流の歴史を展示。


ロシア連邦館
 バイカル湖を中心としたロシアの自然環境に関する展示のほか、ロシアの芸術はもちろん、宇宙開発に関する展示も。再使用可能な宇宙システムC-XXI内の宇宙飛行士ワークステーションのシミュレータが特徴です。

北欧共同館
 アイスランド共和国、スウェーデン王国、デンマーク王国、ノルウェー王国、フィンランド共和国の5つの国が共同出展するパビリオン。近年注目を集めている、様々な北欧デザインや、林業、食品などの主要産業を紹介しています。

アイルランド館
 ケルトの芸術と文化遺産を一堂に展示公開。

オーストリア館
 芸術大国、オーストリアのパビリオン。愛・地球博公式HPには「スロープ(The Slope)」としかコンセプトが書かれていません。実際にはどういう展示を行ったのか・・・。