2008年3月1日・2日 秋田・山形はやっぱり雪深かった紀行
○小休止:秋田駅とその周辺にて
秋田駅では次に乗り継ぐ新幹線「こまち」まで1時間ほど時間をとったので、いろいろと撮影。こちらは五能線のキハ40系。
こちらは男鹿線のキハ40系。
そして花輪線から直通してくるキハ58系を撮影。国鉄急行色をベースにした、この塗装は爽やかな雰囲気。
いよいよ引退なのがちょっと残念です。
さて、こうやって列車を撮影しているうちに残り1時間を切ってしまいましたが、江戸時代に秋田の政治の中心であった久保田城(千秋公園)へ。ここは、関ヶ原の戦いのあとに転封された佐竹義宣が築城した城。お堀の水が凍ってます・・・。
本丸跡に立つ、幕末の藩主だった佐竹義堯(よしたか)公の銅像。
こちらは復興された御隅櫓。
さて、時間が無いので時計と睨み合いを続けながら秋田駅へ。幸い、列車の出発まで15分というところで到着しました。
危ない危ない・・・。
○第5ランナー 秋田新幹線こまち(E3系) 秋田10:56 → 角館11:44
既に一日をフル活用したような気分ですが、続きまして古い武家屋敷が数多く残る角館へ。本当は桜の時期に行くのが綺麗なのでしょうが、雪景色もきっと綺麗なはず!・・・というわけで、実は初乗車となる秋田新幹線です。
駅で購入した、増田町りんごジュースと、かおる堂の「カオルサブレ」。どちらも甘さや飲み心地・食感が絶妙で、個人的に大ヒット。
秋田を出て内陸の方に新幹線が進めば、益々あたり一面は雪の絨毯(じゅうたん)状態。これは大曲駅付近で撮影しました。
そして角館駅に到着。秋田内陸縦貫鉄道のディーゼルカーが停車していますが、これはまたあとで乗車。
今回は観光もしっかりと行います。
観光の出発点となるJR角館駅。
後で行くことになりますが、その左手が秋田内陸縦貫鉄道の角館駅です。いやあ、除雪して脇に寄せたとしても雪が凄いですよ。
さて、駅から歩いて10分程度のところに残る武家屋敷群を観光します。まあ、こんなに雪が積もっている状態なので、見学できないところが多かったのはちょっと残念でしたが、この光景は今の時期だけしか見られませんね。
こちらは武家屋敷岩橋家。
公開していた武家屋敷青柳家。こちらは敷地面積が広大で、展示物にも非常に見ごたえがあります。
・・・雪だるまもさりげなく、可愛い帽子をかぶってます。
武具甲冑などはもちろんのことですが、江戸時代に天才発明家ともいえる平賀源内が西洋画の技法を伝えたことで、この地で花開いた秋田蘭画は必見。右の2つがそれで、角館城代である佐竹義躬が描いたもの。秋田蘭画は、日本画に遠近法など西洋画の技法を取り入れたのが特徴です。
武家屋敷石黒家にて。そうです、この時期は「ひなまつり」なのです。こちら、江戸時代から伝わる雛人形たち。
同じく武家屋敷石黒家にて。こちらは現在の雛人形たち。江戸時代は平和な時代ということを反映して、雛人形が豪華になっていき、種類も増えていきましたが、現代はさらに色々と人形が増加し・・・。そして現在、出すのが面倒くさいし、アパートやマンションにはこんなに置けないということで、江戸時代よりも前に先祖がえりして(?)、お内裏様とお雛様の2体だけ飾る、という面白い状況も生まれているようです。