2008年7月13日 0系と天橋立とサンパチ君紀行
○プロローグ
前回の富山旅行で御紹介したとおり、元々は弊サイトのスタッフである喜多見(マンホールの蓋調査隊)隊長と共に大阪〜和歌山〜三重と行く計画があったのですが、私のワガママと喜多見隊長のスケジュール調整のオンパレードにより予定を少しずつ変更しているうちに、どんどんルートが変わってしまい、最終的に天橋立へ行くことになるという、見事に大阪を挟んで反対のルートになってしまいました。というわけで今回は、引退間近の0系新幹線と、意外にも初の乗車となる山陽電鉄、そして同じく初乗車で「ウッディタウン中央」なる不思議な名称が妙に気になった神戸電鉄、そしてこちらも初乗車のJR福知山線+北近畿タンゴ鉄道と、意外と私の中で空白地帯であった関西の旅に、いざ出発!
(旅行者:裏辺金好&喜多見枝幸)
○第1ランナー 快速「ムーンライトながら」(373系) 小田原0:31 → 名古屋6:06
正確には「ながら」に乗るために横浜線とか小田急線とかに乗ってますので、第1ランナーではありませんが、とりあえず旅のスタートはここから、ということで。今回は喜多見隊長と小田原駅で合流し、青春18切符シーズン1週間前で嵐の前の静けさ、である快速「ムーンライトながら」に乗車します。お蔭様で、車内が非常に静かだったのですが・・・何が悪いのか、相変わらず眠れないですね・・・。
そして名古屋に到着。9両編成の「ながら」は、ここで後ろ3両を飯田線の特急「伊那路」1号用に切り離します。
○第2ランナー 東海道新幹線「のぞみ」(N700系) 名古屋6:20 → 新大阪7:10
ここで東海道新幹線に乗り換え。N700系で運転される「のぞみ57号」で、名古屋始発の1番列車です。「ながら」よりも乗り心地は抜群。初乗車の喜多見隊長も非常にご満悦でございました。
○第3ランナー 山陽新幹線「ひかりレールスター」(700系) 新大阪7:20 → 新神戸7:32
新大阪では、しばし休憩した後に0系「こだま」に・・・と考えていたら、700系ひかりレールスターを見た喜多見隊長が乗りたそうな顔をしていたので計画を変更し、新神戸まで乗車することに。それにしても、山陽新幹線は車両のバリエーションが多いですね。0系引退後も、今度は九州新幹線の車両が登場してくるわけでして。
新神戸では0系「こだま」が来るまで色々と撮影。こちらはN700系「のぞみ」。
こちらは100系「こだま」。
700系「ひかりレールスター」。
○第4ランナー 山陽新幹線「こだま」(0系) 新神戸8:13 → 西明石8:23
さあ、いよいよ0系「こだま」の登場。実際、生まれてこれまで何度と無く乗車していますので、本当は珍しいものではないのですが、やはり登場時の塗装ということもあり興奮しますね〜。
新神戸駅へ入線。
お名残乗車の鉄道ファンが多いかと思いきや、車内は御覧のとおりガラガラ。夏休みシーズンが本格到来すると、状況は変わるのかもしれませんが・・・。もっとも、おかげで車内の写真も堂々と撮影できるものです。
せっかちな話ではありますが、まだまだ色々な車両を乗り継ぐ予定のため、0系とは西明石駅で早々にお別れです。
西明石駅の様子。さすがに古い印象を受けますが、内部はかなり改装されています。
駅前にて、おもわず喜多見隊長がカメラを構えたのがこちら。さすが明石といったネーミングのTacoバス。明石市のコミュニティバスで、ルート設定や料金設定が上手だったようで現在は17路線を運営するまでに成長。何気なく撮影しましたが、これって研究事例として非常に面白い対象なのでは・・・?? なにしろ、2004年11月に試験運行を始めて、2008年2月に利用客100万人突破。
単純にバス路線を廃止するしか思いつかないバス会社や、流行に乗じてコミュニティバスを作るも、ニーズに全く合わない運行を続けさせて迷走する自治体も多い中で、なかなかの健闘だと思います。