2008年8月23日〜9月4日 総移動距離8000km!東北・北海道の旅

〇8月27日

〇第48ランナー 宗谷本線普通(キハ54形) 旭川6:05 → 名寄7:46


 今朝は宗谷本線の始発列車に乗車。この列車は稚内まで直通する長距離普通列車ですが、昨日と同じ名寄駅で下車します。

 そして駅から徒歩15分ほどの名寄市北国博物館に展示されているSLキマロキ編成を見に行きました。この編成はラッセル車が除雪して作った線路脇の雪の壁を崩して遠くに吹き飛ばす役割があり、それぞれの車両の頭文字からキマロキ編成と呼ばれています。車両単体での保存は小樽市総合博物館などがありますが、編成まるごとの保存はここだけ。しかも非常に綺麗な状態が保たれています。

 ここで雨が降り出してしまったので、急いで駅に戻ります。

〇第49ランナー 宗谷本線快速「なよろ4号」(キハ40形) 名寄8:48 → 和寒9:29

 今日の予定は稚内まで単純に往復することなので、そのまま名寄で待っていても良かったのですが「スーパー宗谷1号」まで時間があったので和寒まで行ってみることに。

 実際に行ってみたはいいものの雨がそこそこの勢いで降っており、その影響もあってか肌寒かったためマンホールの蓋だけ撮影してあとは待合室で待機。

〇第50ランナー 宗谷本線特急「スーパー宗谷1号」(キハ261系) 和寒10:20 → 稚内13:28


 今日の「スーパー宗谷1号」は自由席寄りに2両増結した6両編成でした。和寒駅では待合室から自由席車両まで距離があるため、編成写真は稚内までお預けでとりあえず乗車します。

 さて、今日の昼食はこちら。「蝦夷っ子ちらし寿し」1050円。名寄駅から積み込まれたもので、その名の通りイクラやクラゲなどの乗ったちらし寿司です。北海道に来たからにはこういう駅弁を食べないわけには行きません。高いですが。

 車窓からは利尻富士こと利尻岳も見えました。

 稚内に着いたら早速線路の終点へ。お馴染みの非常にベタな構図ですが、初めてなので仕方ないことです。それよりも帰りの列車までの時間が17分しかないのがネック。駅裏に回って写真を撮ってマンホールの蓋を探していたらあっという間で土産屋をひやかす暇すら無く…。

〇第51ランナー 宗谷本線・函館本線特急「サロベツ」(キハ183系) 稚内13:45 → 札幌19:08


 稚内からは「サロベツ」で一気に札幌へ。この列車は指定席を確保していましたが、旭川から函館本線に入ると自由席車に通勤帰りのサラリーマンなどが続々乗車。つくづく指定席で良かったと実感。

 さて、この日の天気予報は稚内を除き道内は雨という予報でしたが、それに違わず南下していくごとに天候が悪化。北海道って広いですねえ…。

札幌市街へ。


 「サロベツ」で札幌に着いたのが19時過ぎ。ここから次の「まりも」までは4時間もあるので、改札を出て市街地へ。幸い、傘も要らない状況でしたがいつ降り出すのか分からないのでさっさと行動。

 まずは時計台。札幌と言えばここかクラーク博士と言えるぐらいの有名地。周りを高層ビルに固められていますが、夜間のライトアップならさほど気にはなりません。そして1人の私は家族連れやカップルにシャッターを頼まれるのでした。

 時計台からの帰り道、何やら赤レンガの建物が見えたので行ってみると、旧北海道庁でした。時計台は行こうと思っていきましたが、こちらはノーマーク。しかも、時計台と違って観光客の姿はゼロ。勤め帰りの道庁職員が駅に向かって歩いている程度でした。

 私は時計台よりこっちの方が好みです。赤レンガの建物のライトアップは幻想的ですし。

 札幌駅前のビルにある「札幌らーめん共和国」という道内各地のラーメン店が出店しているところで味噌ラーメンをいただきましたが、それでもまだ午後9時。あとはひたすら撮影タイムです。左の「すずらん」は今回苫小牧や室蘭をルートから外したこともありこれが最初で最後の撮影となってしまいました。

 22時過ぎに発車する「はまなす」。私が乗った時と違って7両の所定の編成でしたが、機関車が重連となっていました。これはこれで貴重なシーンです。

 こちらも貴重な北海道向けのキハ48形。2両以上が必要な片運転台のキハ48形は北海道には向かず、酷寒地仕様トイレ無しの1300番台は僅か3両しか製造されませんでした。しかもその3両全てが急行「宗谷」用キハ480形に一度改造された過去を持ちます。

〇第52ランナー 千歳・石勝・根室本線特急「まりも」(キハ183系・14系) 札幌23:08 → 釧路5:50


 そしてようやく「まりも」の乗車時間に。廃止直前ではあるものの平日のため以外と撮影者は少なめ。そして札幌での最大のネックが、隣の線路に「まりも」の発車3分前まで「スーパーカムイ53号」が居座ること。この並びも貴重な光景ではあるのですが編成写真を撮りたい私としては厳しいところでした。

 記念乗車証をもらい、指定席の1号車に乗り込んだら前の座席を回転させ、足を乗せて就寝。

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