○第22ランナー 信越本線普通「妙高」6号(189系) 直江津13:18(7分遅れ) → 長野14:47

 ここから信越本線で長野へ向かいます。乗車するのはもちろん「妙高」。各駅停車ではあるものの特急用車両をそのまま使用した豪華な普通列車です。

 発車の30分以上前からホームに入線していたので車内外をじっくり見て回れ、ついでに場所取りも思いのまま。

 接続を受ける金沢発の「はくたか11号」が遅れて直江津に到着したため、「妙高6号」も7分遅れで直江津を出発。このため、定刻に直江津を発車し富山に向かうさっきの475系としばらく併走する場面が見られました。外から見ていれば豪華な併走だったことでしょう。

 途中の二本木駅は全国でも数少なくなったスイッチバック式の駅で、ホームに入らずそのまま通過することが可能な構造ですが現在特急列車は無く、快速の「妙高2号」以外全ての列車が停車しています。

 「妙高5号」と交換。この後列車はその名の由来にもなっている妙高高原などの風光明媚な景色の中を走っていく…のですが、お昼も食べたことですし乗り心地も良い…ということでついウトウト。気づけばもう長野は目前という所まで来ていました。

 

○第23ランナー 信越・篠ノ井・中央・飯田線快速「みすず」(115系)長野15:03 → 飯田19:15(4分遅れ)

 解体待ちの209系や201系、そして武蔵野線色に塗られた205系などが多数留置されている長野総合車両センターを左手に見つつ、長野に到着。ここから4時間ものロングランをする快速「みすず」に終点の飯田まで一気に乗車します。189系のリクライニングシートから比べたら随分なグレードダウンですが、乗り慣れた115系なら問題は無いでしょう。


 発車を待っていると隣のホームにしなの鉄道の電車が到着するとのことでゴミ捨てのついでに見に行ったところそこには169系S52編成が!慌ててカメラを取りに戻り撮影。今朝のキハ58系から数えて4本目の国鉄色編成です。

 後から知ったのですが、しなの鉄道のウェブサイトにこのS52編成の運用予定が公表されていて、それによるとこの12月12日は「41運用」と呼ばれる運用に入っておりこの間合いで長野にいたのも運用通りでした。しかし長野では乗り換え時間があまり無かったためそこまで撮影できるとは微塵も考えておらず、この時はただただ驚くばかりでした。

 「みすず」は篠ノ井線に入り次第に高度を上げていきます。そして途中の姨捨駅で行き違いのため停車。ここは善光寺平を眼下に一望できる絶景スポットで、「日本三大車窓」にも数えられる名所です。撮影時は夕暮れが迫る午後3時半頃で随分と影が落ちてしまっていますが、それでもその景色は素晴らしいもの。特に綺麗なのは夜景だとか。

 そうこうしているうちに本線を「ワイドビューしなの13号」が駆け下りていきました。蒸気機関車時代は難所と謳われた区間も走りやすくなったものです。

 辰野駅にて。すっかり真っ暗です。


 というわけで4時間も乗っているうちに夕食の時間。駅の売店でパンかおにぎりでも…と考えていましたが売り切れていたので、途中の塩尻駅で駅弁を購入。「小さな信濃路」という駅弁でした。

 22歳の若者がこういうのを食べているのは似合わないかも知れませんが旅情はたっぷり。おかずの種類も豊富でとても美味しかったです。

○第24ランナー 飯田線普通(119系) 飯田19:19(5分遅れ) → 豊橋22:31

 5分遅れで飯田を発車した普通列車。単線で線形も良いとは言えない状況の飯田線ですが、少しずつ遅れを回復させていきました。その秘密は飯田線ならではの方法と言えるものでした。

 飯田線ではツーマン運転の時でもドアの開閉操作は運転士が行い、車掌は運賃収受とドアの開閉確認を担当しています。私の乗った列車は飯田発車時こそ通学客で割と混雑していたもののみるみるうちに減っていき、最終的には片手で足りる程の乗客でした。

 そこで車掌が車内改札を行い、乗客の下車駅を把握。それ以外の駅ではドア扱いの時間を極端に短くし、停車時間を削って遅れを回復させていました。試しに中井侍(なかいさむらい)駅で腕時計を使って時間を計ってみたところ、車両が停止してから動き出すまで僅か15秒。この間にちゃんとドアが半自動ながら開き、そして閉じています。見事な回復方法でした。

○第25ランナー 東海道本線新快速(311系) 豊橋22:56 → 金山23:43

 直江津を出てから9時間半、ようやく太平洋側に出ました。この後は「ムーンライトながら」で東京に向かうだけなのですが、豊橋で待つと4時間ほど待たされるため、下りの新快速に乗って金山まで迎えに行く形を取りました。どうせ青春18きっぷですし、上手に使っていきたいものです。

 

○第26ランナー 東海道本線快速「ムーンライトながら」(373系) 金山23:58 → 東京5:05

 金山駅のホームは週末の通勤帰りの人でごった返していたため、停車時間が僅かなこともあり写真は撮らずにさっさと乗車。車内改札を待っていましたがなかなか来なかったので先に寝てしまいました。