2024年5月16日〜18日 中央線と関西の私鉄を堪能する
〇撮影&執筆:daikiti
2024年4月。新年度早々に私が応援している『栄のグループアイドル』のとある子が5月の誕生日にソロライブを開くことが発表されました。毎年生誕祭に合わせて名古屋に行っているので当然のように予定を組み込むことになったのですが、ソロライブの日程は決まっても、生誕祭の日程が決まるのはゴールデンウイーク明けになる事が予想されるので、まずは宿泊、移動手段を決めなくてはと思い色々調査をはじめます。
まだ一か月以上あるし、今年は安く行けるなぁ〜なんて思っていたら、世の中そんなに甘くないと言うのを早速痛感する事になりました。
具体的には、移動手段は家からではバスは安く使えない!!
名古屋に16時から17時につきたいので必然的に昼行になりますが、体が大きい私はバスの4列シートはきついので3列を探したのです。5000円台であるにはあったのですが、東京駅周辺発しかみつけられず仕方なく予約しようかとスマホをポチポチしていったのですが、『いやちょっとまて』、東京駅までいくらかかる?とし調べると1000円弱かかります。 東京駅まで最低乗り換え3回は必要。。。
もしかして、家から名古屋だと。。。そのまま行った方が安い???と調べなおし。。。基本的に有料の列車は行き帰りには乗らない場合、結果としては若干安く行け、時間も1時間くらい早く行ける事が分かり、この時点でバスでの旅はなかった事にします。 乗車券のみでは早割とかないのでしばらく後回し。
宿の値段が上がっている!!
コロナも明けて、世の中円高で海外からの旅行客が増えている事も要因だとは思いますが、旅行サイトで宿検索をかけると今までは5000円台くらいからシングルでも宿泊できたのですが、今年は検索できません。。。土日をはさむ計画を立てていたのですが、土日は平日の3倍強なんていう価格設定が普通でとてもじゃないですがそんなに払えません。
これは、、、日程を考えなおさないとダメだとなり、決まっているのはソロライブのみというなんとも、如何としがたいスタートになりました。
そして、ゴールデンウイークが明け、生誕祭の日程が決まりましたが、またまた悩ましい事態に。。。
木曜 休暇 ソロライブ
金曜 休暇 乗り鉄
土曜 宿泊費高
日曜 宿泊費高
月曜 休暇取る?
火曜 休暇 生誕祭
水曜 休暇取る?
いやいや、これは何日休暇とる?仕事調整しきれるか?下した決断は・・・2回に分けよう!!でした。
ここからが考え所ですね。1円でも安くいって、宿泊するにはどうする?となったわけです。
まずは、宿の確保をしないとと、思っていたのですが、風向きが少し変わってきました。
昨年まで使用していた宿の宿泊費が日を追うごとに安くなっていきました。最終的には5000円台前半で名古屋駅近くの宿が木、金の二泊を確保しました。土曜から日曜日への値段は下がらずでしたが良しとします。
宿が決まれば次は移動手段。
単純往復ではどうしても1万は切れないのですが、、、あ〜、そうか。行くのは名古屋だ。片道切符にすれば行けるよなと思いスマホで経由地を調整して片道の料金を算出。行は中央本線、帰りは東海道本線で計算すると全部込みで10500円ほどに約2000円の節約に!!
金曜の乗り鉄旅も色々キャッシュレス決済や、ペーパーレス切符、企画切符などを駆使して何に乗るかを決めました!
〇5月16日
地元の駅に早朝息子に送ってもらい、行程がスタートします。
数は少なくなりましたが211系ロングシート車の6両編成からスタートです。松本行きではありますが、結構人が乗っていて納得の車両ではありますが、これで塩尻まで行くと考えると冷や汗がでます。ですが、この電車、多少の差はありますが基本的に乗車の方が多く甲府につくまで立ち客がいなくなることはなかったです。 しかも驚いたのは、相模湖あたりから甲府へ通学している高校生もいて毎日通学お疲れ様!!と思うのと同時に、親御さんも大変だなぁと思ってしまいました。
そして、思ったのは、普通電車、、、遅くね???ジョイント音からみても70キロ程度しか出てないよね? この区間何気にほとんど特急で駆け抜けているので遅さにビックリです。勾配もきつく、カーブも多いので仕方がないかもしれないですが、もう少し速度向上できないですかね。
さて、通勤通学客は甲府で殆どおりていき、ここから先、通勤通学時間帯から外れることもあり、空席が目立ちます。私も身体が痛くなってきたので、乗務員室横の座席へ移動し体をひねったりストレッチしたりしながら乗車を続けます。
富士見駅手前で車窓には古めかしい鉄橋が見えました。(写真の撮影日は後日撮影したもの)ここも旧線跡?なのかな?後で調べると1980年あたりに現在の新線に切り替えられたようですね。40年以上メンテナンスされていないのか分かりませんが、遠目にみても古そうな設備なので崩れたりしないか心配ではあります。
この日は雨模様だったのですが、みどり湖をあたりから雨がやみ塩尻に到着する頃には天気が一気に回復しました。この辺りに天気の変化点があるのかな?
乗り継ぎまで一時間程あったので、塩尻では有名な立ち食い蕎麦屋で頂きますが、定員1名の構内スペースは先客がいたので改札を一旦でてから待合室側へ行きこの日最初の食事を頂きました。とは言えお蕎麦だけではお腹が足りないで、駅弁も購入します。
次の車両は313系の2両編成。ワンマン仕様の転換クロスシート車です。お弁当は特急列車ではないので発車する前にサクサクと食べて、食べた後はすぐにホームのくずかごへ入れて身軽になります。長野からと新宿からの特急が到着すると外国人旅行者が多く乗車してきてあっという間に席が埋まり立ち客もいる状態。
2両では少ないなぁと感じましたが4両にするほどではないかな。外国人の方々は途中の奈良井駅で下車する方が大半で近隣の観光地へ向かうようですね。ただ、こうなるとワンマンでは対応しきれず、乗車する方が明けた扉から下車してしまう方も多く切符の確認が十分できない状態は課題ですね。
とは言え、塩尻から中津川区間は車窓が素晴らしく、飽きない区間ですね。
中津川までは2時間ほどかかるのですが、感覚的にはもっと短く感じます。やはりシートの影響はありますよね。もっと乗っていたかったな。で、中津川から先は・・・
ですよね〜。ロングシート車、315系8両編成。
一通り撮影したあと、あっという間に眠りについてしまったようで、気づいたのは大曾根あたりでしょうか?
ほどなく名古屋に到着しまずは荷物を置いて少し休憩です。
ライブハウスでのライブって初めてだったのと、ずっと立ちっぱなしでヘトヘトになりました。ライブの終了時間が21時位になり、夜ご飯食べなきゃと思い、とりあえず名古屋駅に戻ったのが22時前。
ですが、名古屋の駅地下は店じまいが早くてご覧の状況・・・仕方ないので、コンビニでサラダ、と弁当とつまみとお酒を買ってホテルに戻ります。
〇5月17日
さて、この日は近鉄名古屋駅からスタートです。最初に利用する切符は『3日間全線フリー』切符、5000円です。この切符は土日を含めた連続する3日間、近鉄全線で使用可能なフリー切符です。
購入の際、注意しないといけないのは、利用開始する前日までに窓口で購入する必要があります。切符はあらかじめ木曜日に名古屋に到着した際に買っておきました。
そして乗車する列車は…。
はい、『ひのとり』プレミアムシートです。自身2回目の乗車になります。
ですが、昨日の疲労もあり、コーヒーを飲み終わり、シートを倒し、ヒーターつけたら見事に熟睡。。。次に目が覚めたのはなんと鶴橋駅到着前!!良い意味でしっかり休憩できたので良しとしましょう。次は最前列センターの席に乗車したいですね。
大阪難波で一旦下車をして次の切符を購入するため窓口へ向かいますが、ここでも外国人旅行客が切符を求めるために大勢いました。そこに、小学生の遠足の団体さんも加わりますが、外国人に向かって元気よく挨拶していて、とても賑やかな空間でした。
そして次に使用する切符は『阪神山陽シーサイド1dayチケット』2400円です。
そして、阪神電鉄初乗車です!!車両の事は詳しくないので割愛しますが、近鉄と阪神が相互乗り入れしている効果は結構あるように思いました。難波駅での乗客の入れ替わりもありましたが、通しで乗車される方もそれなりにいて空席はなかった記憶です。
地下区間を出ると直ぐに高架区間に入りますが川にかかる鉄橋の付け替え工事の影響か線路を右に左にずらしていました。乗車した電車は尼崎止まりの為、山陽姫路行きの直通特急に乗り換えます。
やって来たのは山陽電鉄の車両ですね。大阪梅田と山陽姫路の間を走る転換クロスシートの車両で同区間を走る新快速に対抗する目的の車両なのかな?また、関西地区の乗り換えのスタンダードなのか、途中駅でも左右の扉を開いて階段を使わなくても隣のホームへ行き来できるのは便利ですね。知らないでいると自分側の扉開かないの???って思ってしまいそうですね。
そして、気になるのはこの地域は、阪神淡路大震災の被災地だった場所。車窓を眺めていると以外にも古そうな建物が残っているのにはびっくりしました。
シングルスリップポイントが上下線にある!!
阪急の車両がいる!!
トンネルの中に保線用の軌道車(トラック)がいる。
山陽区間に入ると海がキレイ!!姫路までの道のりは阪神、神戸高速、山陽と相互乗り入れしている事は知識としては知っていましたが、実際に通しで乗車するのは初めてで景色の映り替わりが忙しくそして人口が多い地域でキレイな景色に遭遇できるとは思っていなかったです。
この日は平日だった為か保線の方が至る所で作業されてました。
この鉄橋なにか足りなくないですか?
自分の中では山陽といえばこの車両です
車庫って個人的にワクワクしてしまいます。
山陽姫路駅へ到着しましたが、観光をする人なら普通下車して姫路城あたりに行くのでしょうが、私は車両に乗りに来たのでそのまま折り返します。これも『シーサイド1dayチケット』のなせる業ですね。次は車窓を楽しむ為転換クロスシートへ乗車します。