1.成田空港〜鳥の巣

 相変わらず言語の壁、トイレの壁が果てしなく高い裏辺所長にとって、これほど旅行好きであるにもかかわらず、海外旅行は「誰かが連れて行ってくれない」限り、相変わらず不可能な状態。お陰さまで2008年は国内旅行オンリーでした。

 そんな状況から一転して、なんと北京にまで行ってしまったのは、友人に誘われた高校の同窓会にて、たまたま弊サイトのスタッフである孟保世氏に再会したのが発端。東京在住のスタッフなので、本来であれば会おうと思えばすぐに会えるはずが、何となく数年来会っていなかったのですが、ここで久しぶりに意気投合。

 後日、チャットをしながら海外旅行に行く話になり、行先を北京に定めたわけでございます。出発日は2月27日(金)、帰国日は3月1日(月)ですが、安さを追求した結果、夜の出発にして早朝の帰国になってしまったため、実質的に観光できるのは2月29日(土)ただ1日。いかにして密度を濃くするかに苦労しました。

 さて、成田空港までのアクセスは特急「成田エクスプレス」で。今までの海外旅行では京成電鉄の特急「スカイライナー」、もしくは京成電鉄の一般の特急列車を利用していましたが、ちょっと気分を変えてみます。

成田エクスプレス車内
 料金が高いだけあって(?)、京成スカイライナーよりも内装は豪華で乗り心地も非常に良いです。これが間もなく新型車両に置き換えられる計画とは・・・。

成田空港にて
 この日は東京で雪が降るほどの荒天。せっかく早めに集合しましたが、展望デッキにも出る気にもなれず、お店めぐりも微妙なので、待機状態が続きました。

出発を待つ飛行機
 今回の旅行は、某大手格安旅行会社に飛行機の手配、宿の手配を頼んだところ、ノースウエスト航空(便名:NW29)18時05分発が用意されました。所要時間は約4時間ちょい。乗ってしまえば、新幹線で東京から広島へ行くのと大して変わらないのですから、速いものです。
 ・・・今回の場合、着く時間は非常に遅いですけど。

機内食
 時間の都合で、これが完全な夕食となってしまうため、ちょっと量が物足りませんが、味はまずまずといったところ。それにしても、パンと御飯ですか・・・。両方食べられるのは、ちょっと幸せかも(笑)。

 さて、北京首都国際空港に到着し、旅行会社が手配してくれた現地の案内スタッフの方に、空港から車で15分ほどのホテルに送ってもらい、チェックインまでしていただく。ホテルも玄関部分は豪華な雰囲気で一安心。なるほど、これなら個人旅行でも簡単なものです。

 ・・・と思っていたら大間違い。
 孟保世氏と部屋に入ったところ、なにやら見知らぬ人の荷物が複数・・・。これは何だ!とフロントに抗議しに行ったわけですけど、もちろん中国語が出来ない所長は突っ立っているだけ。多少、中国語が話せる孟保世氏に任せる羽目に。

 事情を話したらフロントの女性の方、文字通り顔が真っ青になられました。そして、やはり部屋の手配を間違えたことが判明し、受話器をとって予約を担当したスタッフに猛抗議開始。ものすごい剣幕でのやり取りが15分ほど展開し、最後は受話器を叩きつけるように置くと、新たな部屋が我々に用意されました。いやはや、良かった良かった・・・。

 というわけで、ホテルの写真は掲載しません。にしても、益々海外へ行くのが怖くなってしまった所長でございました。

北京国家体育場(愛称:鳥の巣)
 さて翌日。ホテルから中心市街地を南西にある、盧溝橋を見に行くことにしたため、タクシーを捕まえて乗車。途中、北京オリンピックのメインスタジアムとなった「鳥の巣」こと、北京国家体育場が見えたので大喜びで撮影。
 この体育場はスイスの建築家ユニットであるヘルツォーク&ド・ムーロンが設計し、2008年3月に完成したもの。大きさは330m×220m、高さは69.2mで、現在は8万人が収容できるという壮大な規模です(オリンピック時には9万1000人)。
 時間があれば、後ほど行きたい所ではありましたが、結局はこれにて終了でした。