2.ベルリン大聖堂

 ここからは、主要な建築や名所旧跡別にご紹介します。
 今回ご紹介するベルリン大聖堂は、ミッテ区にあるホーレンツォレルン王家の記念教会で、歴代王家(皇帝家)の石棺が納められています。現在の建物は、1905年にドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の命令によって建て替えられたもので、高さ110mにも達する、中央の巨大な天蓋(円蓋)が一際目を引きます。この天蓋は第2次世界大戦で被害を受けましたが、1993年に復元。

 また、建物は2層にまたがる巨大円柱など、古典様式を誇張することで威喝感のある堂々たる雰囲気にした、19世紀末のネオ・バロック様式の典型的な例です。