5.ヴィクトリア&アルバート博物館とその周辺

(前回はここをクリック)
 グリニッジからテムズ河対岸、要するに旧市街に戻るべく地下鉄に乗るのかと思いきや、なんとDLR(ドックランズ・ライト鉄道)に乗ってテムズ河を渡り、新市街へ。グリニッジ駅を発車すると地下を通り、高架線に行き、遊園地のアトラクションのようなクネクネした線形を進み、乗っていて非常に面白いです。我々が乗車した車両は新型の車両でした。

 これでロンドン東部にあるカナリーワーフ(Canary Wharf)駅で下車します。

 ホームの様子。高いドーム型の屋根で非常に開放的です。

 続いてホーム先端で従来車両を撮影。ご覧の通り、次の駅が間近に見えます。駅間距離が短かったり、かなり急カーブを曲がったりと、乗っていて非常に楽しいドックランズ・ライト鉄道。非鉄の味野さんも楽しかったようで、おすすめです。

 続いて、歩いてもすぐ行ける場所にあるHeron Quays駅を出発するDLRの車両を撮影。

 そして周りは高層ビルが立ち並び、これまでのロンドンの風景とは一変。この周辺はロンドンにあるイギリス経済の中心地の1つで、ロンドン中心部の古くからの金融センターである「シティー」と異なり、現代的なビルばかりです。


 こちらはHSBCの本社だそうです。HSBCとは、1865年に香港で設立されたイギリスの金融機関、香港上海銀行 (The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited) に由来する名前。HSBCは世界でも最大級の金融グループを形成しているそうです。


 地下鉄の駅も新しいもので、開放的な入口。旧市街の地下鉄入口とは大きく異なります。

 ホームの様子。天井が非常に高いのが特徴です。また、ホームドアも完備されています。さて、ここから地下鉄に乗って、一気にロンドンを西に行き、観光地へ戻ります。

 ということでサウスケンジントン駅で下車。駅を出て、早速見えてきた重厚な建物は、自然史博物館。1881年、大英博物館から分離独立したもので、大聖堂のような重厚な雰囲気です。後で行きますが、とりあえず外観だけ撮影。

 その隣が、ヴィクトリア&アルバート博物館。1851年に開催された世界初の万国博覧会(大博覧会)の出典作品を展示するための工業製品博物館を母体に、ヴィクトリア女王と夫のアルバート公が、美術工芸品専門の博物館の建設に着手。

 こうして1859年に出来上がったのが現在の博物館で、当時はサウス・ケンジントオン博物館と呼ばれ、1899年に故人となったアルバート公の偉業をたたえ、現在の名前になりました。


 これについても、あとで超特急で見学します(笑)。


 その隣にあるブロンプトン礼拝堂。
 内部は撮影禁止でしたのでご紹介できませんが、非常に素晴らしい内装で荘厳な空間した。

 そのままブロンプトンロードを東へ歩き、1849年に開業した老舗デパート「ハロッズ」を見学。人が多かったので1階を少し見回っただけで退散。フードホールなど色々見所もあったようなのですが・・・。

 来た道を戻って、ヴィクトリア&アルバート博物館を見学。

 入口からして美術工芸品!なんとまあ、この形には驚くほかありません。

 入り口から右手が彫刻と建築のコーナー。有名な彫刻のレプリカのようです。

 展示物が何なのかさっぱりわかりませんが、美しい・・・。

 韓国コーナー。

 高麗時代の美しい陶器が飾られています。

 日本コーナーも非常に充実。蒔絵の美しさは天下一品(写真だとわかりにくいですが・・・)。

 甲冑コーナーも。きちんと、何時代のものかも解説があり、これらは幕末のもののようで、素晴らしい展示物の数々でした。思わず見入ってしまいましたが、この先のことを考えていると、これでゆっくりするわけにはいきません。だいたい、ここで日本コーナーを堪能するなら、日本に戻ってしっかり見に行け、ということです。

 中国関連の展示(・・・だったかな)。

 イスラム世界の芸術品の展示。

 中東イスラム社会のお皿の数々。

 古代インドとかパキスタンとかの展示か・・・なあ・・・。すみません、次の目的地があるので、もはや駆け足で通路を歩いているだけです。なんと、このあと博物館を2つ掛け持ちするのです。

 1782年〜1910年にかけてのタイ(特にバンコク)の美術品。
 さてさて、ここは軽く見ただけですが、次に見るサイエンスミュージアムの展示物の数々は・・・凄いですぞお(笑)。