延々と続くこの先まで、全て宮殿の敷地というのですから驚き。そして、そこまで行ってしまおうという、所長たち。
敷地面積は1700kuもあるとか・・・。
庭園はル・ノートルによる設計で、鏡の間の裏側にあるルイ14世の間から真っ直ぐ伸びる軸を中心に左右対称、幾何学模様の植栽を配置。さらに十字型の大運河も造り、ルイ14世の守護聖人である聖ルイの祝日である8月25日には、日没に太陽が大運河の縦軸の真上の位置になって、ルイ14世の間を一直線に照らしながら沈んでいくという、物凄く緻密な計算で造られています。
当然のことながら、これにはルイ14世も拍手喝采。庭園の話をするためだけに、ル・ノートルを戦場に連れて行ったほど、感動したそうです。しかも、自らこの庭園の「庭園鑑賞法」という本を執筆したとか。
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