Mr.Sのリトアニア紀行’16 史跡編(2)トラカイ


○解説

 トラカイは、ヴィリニュスの西30qの湖沼地帯にある人口5,000人の街。湖に付き出た半島に街が発展し、先端にトラカイ島城があります。ヴィリニュスからバスや電車で40分程と近く、湖畔のリゾート地として観光客が多い場所です。
 中世には軍事・行政の重要拠点として、何度もドイツ騎士団との抗争や内乱の舞台となりました。

○トラカイの場所



○風景


グルンヴァルドの戦いの案内看板。
1410年、リトアニア・ポーランド連合軍がドイツ騎士団をグルンヴァルド(現ポーランド北部)で打ち破ったものです。この戦いの後、トラカイは対ドイツの軍事拠点としては役割を終えています。


ボートツアーの案内看板ですが、半島全体の様子がわかります。


トラカイには半島先端の「トラカイ島城」と、半島から突き出た小さな半島に築かれた「トラカイ半島城」があります。半島城は、城壁に囲まれた付け根の部分と、小高い丘になっている小さな半島部分から成り、残された城壁と建物は、現在、聖品芸術展示館となっています。


聖品芸術展示館


展示館敷地の裏門。小さな半島の丘と、堀・城壁で仕切っています。

こちらはトラカイ島城。半島から島から島へ、橋を使って渡る必要があります。トラカイは17世紀にロシアの襲撃を受け、城も破壊されました。現在の城は20世紀に修復されたものです。


場所はこちら。

城門の内側、日本風に言えば二の丸から本丸を望む。




本丸には、主塔のあるロの字型の城館が建っており、内部は武具や美術品の展示室となっています。


島城内外にはお土産物屋が充実!リトアニア特産の琥珀のほか、プラスチック製の長剣・斧・両手剣・弓・兜・盾等々まで売っています。


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