(1)はじめに〜フランス入国


 こんにちは、ネオンでございます。
 日本で「三都」というと、江戸、大阪、京都が一般的。(中にはサッカーの三都主選手を思い浮かべる方もいるかもですが^^;)しかし今回は、何と3つの「首都」を巡る大旅行です。

 もともと、この旅行のきっかけとなったのは昨年、韓国にて宿と航空券のみ手配した旅行が成功したことにありますが、仕事の繁閑、燃油料金、円高、気候を考えると今夏がまたとない機会だろうということで、ついに憧れの欧州進出を決行しました。

 とはいえ、長期間仕事を休むわけにもいかないため、3連休に夏休み2日を足した、3泊5日という必要最小限の日程で、しかも絶景(世界遺産)、鉄道旅行、ある程度のネタ、治安の良さを満たす地域ということで、パリ(フランス)、ブリュッセル(ベルギー)、ルクセンブルク(ルクセンブルク)の3つの首都を周るルートが決定しました。

 つたない文章ですが、お付き合いください。
(撮影&解説:ネオン)

○フランスへの道のり

 某大手格安海外旅行会社に航空券と宿の手配を依頼したところ、新型インフルエンザ渦の真っただ中にもかかわらず、キャ○イとかシン○ポールといった人気のある航空会社の便は2か月前でもすでに満席。その結果、当時一番安く、時間的にも朝出国・夜帰国という都合の良い便であった、中国国際航空での移動となりました。

 2009/07/17(金)
 中部国際空港9:20→11:20北京首都国際空港13:35→18:45シャルル・ドゴール国際空港 
 という、非常に理想的な時間帯です。

 こうやって書くと近いように見えますが、日本と比べて中国は-1時間、フランスは-7時間(サマータイム)時差がありますので、実際の飛行時間は中部→北京が3時間、北京→パリが11時間10分となります。座席夜行列車でもそんな長時間乗ったことはないぞ。


機内食(1)
 中部→北京での機内食。ご飯+パンという組み合わせはよく見られますが、そこに茶饅頭までつくとは・・・。不味いわけではないけど、あり得ない組み合わせだ。

機内食(2)
 北京で2時間待ち時間がありましたが、日本からの便ということで新型インフル対策の機内検温やら質問票記入やらがあり、意外と慌ただしく次の便へ乗継。
 離陸後1時間くらいして本日2度目の機内食。全般的にご飯の炊き方が硬いと思ったのは機内食だからなのだろうか。

機内食(3)
 着陸3時間前くらいにこの便2度目、本日3度目の機内食。1日3食機内食ってやっぱり欧州は遠い。これは非常においしかった!

ロワシーバス
 シャルル・ドゴール空港に着陸し、ロワシーバスでパリ中心部(オペラ前)へ。
 連接バスなのが特徴的ですが、パリの狭い路地をあれだけスムーズに曲がる運転技術は一見の価値あり。なお、エールフランスバスに乗ると、凱旋門前に到着しますが、値段が1.5倍くらいします。

 関係無いけど、この写真の右側に見慣れた「ユニクロ」のロゴが^^;ついにパリ進出か。ということは、全身ユニクロなネオンはパリの流行の最先端を・・・んなわけないか。  さて、空港着が18:45で、入国手続きやバス移動で時刻はすでに20時半。それなのにこれだけ撮影できるほど、パリの街は明るいのです。これは、経度の関係もあるでしょうが、サマータイムの為せる技。この時期21時までは明るいです。特に日程の余裕がない旅の場合は、こういうのをうまく利用したほうがよろしいのですが、何せ14時間も飛行機に乗り続けているため無理はせず、地下鉄でオペラから宿に移動し、明日の行動に備えます。

 なお、パリ中心部に最速かつ最安値で到達できるのは上記ロワシーバスではなく、RER(郊外高速鉄道)ですが、治安が悪いとの話でしたので今回の旅行では1度も利用しませんでした。 メトロも、落書き状況をみると早朝・深夜は治安が悪そうな気がしますが、明るいうちならばそれほど問題はないです。

○パリ北駅へ

 2009/07/18(土) 
 翌朝、さっそくパリの街並みを散策・・・と行きたいところですが、それは最終日に回しまして、まずは切符の手配に向かいます。 なお、パリに限らず欧州の切符売り場は大混雑ですので、指定が必要な高速列車は日本で手配したほうがよさそうです。


地下鉄駅
 宿の近くの地下鉄駅。

パリ東駅
 逆光になっているのが残念ですが、こちらがパリ東駅。ここで目的の切符を購入します。
 隣のパリ北駅と比べ人は少ないし、光線状態も撮影に適しています。

客車列車
 日本ではあまり見かけない色の機関車です。機会があったら「世界の鉄道」コーナーでまとめて紹介したいと思います。

パリ北駅
 こちらは、ずいぶん現代的な外観のパリ北駅です。ちなみに、北駅と東駅の間は徒歩5分。長距離国際列車の多くが北駅発なので人が多いです。
 ロンドン行きのユーロスターは航空機並の手荷物チェックもありますし、切符売り場は混雑しますので早めに駅に行きましょう。
 満席も予想して余裕のある日程でしたが、ネオンは3時間後のタリス号の切符を無事確保いたしました。列車の発車まで時間がありますので、パリ北駅から1.5kmほど北西に行ったところにある観光名所「サクレ・クール聖堂」を訪問します。

○サクレ・クール聖堂


 小高い丘の上にありますので昇りが少々きついかも。しかし、振り返ればパリの街並みが。


 Wikiによりますと、1877年着工、1914年完成とのこと。素晴らしい!




 下からの眺めもなかなかのものです。

 しかし、そのまま下って行ったところで事件発生。自称○○人(その国の方の名誉のため国名は伏せますが、中米系)の2〜3人に呼び止められ、ミサンガのようなものを、あれよあれよという間につけられ、40ユーロ(当時レートで約5200円)ぼったくられることに。ここは日本ではないので、その程度のことが1度くらいあることは想定内でしたが、パリ観光1時間で切り札の「捨て銭」を使ってしまうことになるとはなー。

 皆様も観光の際は前方・後方にご注意を。何かたむろしているようなものを見つけたら急いで立ち去るべし!
 (しかし、朝9時過ぎから教会前でそんなことやってると、いずれ天罰が下るぞ・・・)


 もう少し周辺を町歩きするつもりでしたが、上記事件で周辺の治安に不安を感じたため、そのままメトロでパリ北駅へ帰還します。地上に出る箇所は結構貴重です。妙に時間が余ったので北駅と東駅を行ったり来たりして鉄道写真を撮って暇をつぶしました。

 12:25 目的のタリス号(アムステルダム・ケルン行き)が来ましたので乗り込み、しばしパリとはお別れ。次の国へ!!

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