(2)ブリュッセル観光
というわけで、パリから列車に乗って実質的に最初の観光首都である、ブリュッセルに向かいます。
↑の列車が乗車したタリス号。パリ北駅で撮影。かなりの俊足列車ですが、それにしても1時間22分で首都間を行き来できるとは・・・。
なお、ここで注意。フランスでの国鉄乗車の際は、駅ホームに置いてある黄色いボックス(外部リンク)に切符を差し込み、日時を打刻する必要があります。 乗り込もうとする旅行者の行動を見ていればやり方はすぐに解るはずですが、忘れると車内で罰金を徴収される場合があるそうなので気をつけましょう。
車窓風景
さすが農業大国フランス! パリから少し北に行っただけで(シャルル・ドゴール空港周辺も含めて)このような畑が延々続く。正直、どこで国境を超えたのか全く分かりません(笑)
ブリュッセル南駅にて
タリスは、ドイツのケルン行きとオランダのアムステルダム行きに分割しますので、このような写真も。実は前後で微妙に編成が違うらしい。
トラム
しかし、これからネオンが向かう世界遺産の観光地は「ブリュッセル中央駅」なので、乗り換える必要があります。
そのまま普通列車に乗り換えてもよかったのかもですが、包括チケット(乗車券+指定券)は南駅までですのでとりあえず外へ。トラムが走っています。
本格的な自転車道
結局、地下鉄に乗り換え、中央駅から東へ500mほど行ったところにあるアール・ロワ駅で下車。東の方の建物も見物できるのでちょうどいい。
中央駅に向かって町歩きを開始します。日本でもこれくらい立派な自転車道ができてくれればよいのですが・・・。狭い国土では難しいか。
国会議事堂
趣のある建物です。
王宮
国会議事堂からブリュッセル公園を挟んで反対側にある建物。1904年に改装されたものです。
○中央駅から世界遺産グラン・プラスへ
ここからが本番。世界遺産「グラン・プラス」とその周辺の街並みを散策します。大きめの画像でお楽しみください。なお、中央駅から世界遺産までは何と徒歩8分! 近い!世界遺産の玄関口、ブリュッセル中央駅。ちなみにホームはすべて地下ですので列車の撮影は不向きです。ここで、翌日乗る2本の列車の切符を購入してから先に進みます。
こちらが、グラン・プラス(世界遺産)。代表となる画像の市庁舎と、その周辺の建物を含めた広場全体を指します。Wikiによると市庁舎は1402年から1455年の間に建造されたそうで、ゴシック様式の塔は全長96mにもなります。あまりに大きいので全体を伝えるため、掟破りの縦置き画像で掲載!
以下3枚、グラン・プラスを取り囲む他の建物群。どれも趣のある建物です。
○グラン・プラス周辺の様子
世界三大がっかり なんて言われながらも、ブリュッセルに来たらやはり外せない小便小僧。
フラマン人彫刻家ジェローム・デュケノワにより製作された。と言いたいのですが、現在飾られているのはレプリカです。放尿で導火線を消して街を救った、など由来は諸説あり。グラン・プラスから南方へ200m。イベント時にはビールが出る場合もあるらしく、さすがはベルギーだ。と思うのですがさすがにそれはリアルすぎて呑む気がしないですね^^;
ちなみに、グラン・プラスを挟んで反対側には・・・(のちほど紹介)
グラン・プラスから北西へ150m、地下鉄ブルス駅前にある証券取引所の建物です。
ブルス駅前にて日本語の看板の店発見。日本料理と中華料理の店「あなた」。
ネタでカツ入り味噌ラーメン(←すでに組み合わせが変^^;価格は8ユーロ(約1050円))をいただきましたが、 カツはまあまあ、ラーメンはちょっと違うぞ。という感じでした。寿司もあるようですが・・。ベルギーの世界的観光地で日本の食文化が紹介されているということが重要なのです。
グラン・プラスから北東へ150mにある高級アーケード街ギャルリー・サンテュベ−ル。何と1847年の設計だとか。日本だとペリー来航が1853年なので・・・。あかん、時代感覚が狂ってきたぞ。
グラン・プラスの北側はレストラン街となっており、狭い通りに店がひしめきあっています。その一角、行きどまりとなっているとことに何やら人だかりが。ここにブリュッセル最大のネタが!
小便少女。日本ではテレビ番組「トリビアの泉」で有名になりましたが、こんなものがあるんですね・・・。グラン・プラスを挟んで反対側の「小便小僧」が2度盗難にあっているためか、こちらは厳重に鍵がかけられております。小便小僧(オリジナル)が1619年に作られたのに対し、こちらは1985年製。ずいぶん最近になって作られたものです。
小便小僧は由来が諸説ありますが、こいつは調べても不明。というか、やっぱりネタのような気がする・・・。
ただし、彫刻の難易度という点では、こっちのほうがはるかに難しそうです(何)
グラン・プラスと中央駅の間の広場にあるこちらの建物は、本日の宿でございます。
日本で予約・入金し、1泊何と14000円・・。日本ではこんな高級ホテル泊まりませんが、治安と言語の問題を考えると、現地で夜に宿を探して回る行為はまだ私には出来ません。もっとも、値段が張るだけあって部屋は広くて綺麗、しかも抜群の立地条件です。
というわけで、まだ17時で、日没まで4時間もありますが、ホテルでのんびり過ごします。何と贅沢な時間の使い方だ。
今回はグラン・プラスから半径200〜300m以内の場所ばかりでしたが、めいっぱい観光したい方は市内観光バスを利用してみるとか、王宮周辺の王立美術館やその周辺を散策するとか、そういったものもお勧めです。
逆に言うと、パリ・ロンドン等からでも中央駅周辺だけで密度の濃い観光をし、日帰りもできるというわけです。
翌日は、朝から列車に乗り込み、2か国目ルクセンブルク大公国の首都、ルクセンブルク市を歩きます!