24.キンデルダイク


 さて、90系統ユトレヒト中央駅行きのバスに揺られて1時間弱。やってきたのは、オランダを代表する風車の風景・キンデルダイクでした。キンデルは子供、ダイクは堤防を意味します。


 冬だから風景は寂しいかな?と思っていたのですが、これはこれで風情のある感じ。


 「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として、1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。


 保存されている風車群の全体図。19基の風車が出迎えてくれます。


 何となく・・・な写真。


 被写体が良いので、逆光もまた良し。


 風車・川・道・川・風車という配置で、風車と風車の間を散策できます。


 さて、キンデルダイクの風車はアルブラセルワールト干拓地の排水のために設置されたもの。国土の4分の1が海面から低く、排水が非常に重要な事でした。こちらの風車群は1740年代に建てられていったもので、風車のポンプを使って水を汲み上げることで、川の水面を一定に保ちました。


 それでは、しばし風車の写真を・・・。











 他とは違う形の風車も。





 風が強かったのは厄介でしたが、天気が良かったのは何よりでした。








 今も可能な状態ではあるのですが、残念ながら本日は、大半の風車が動いていない中、こちらの風車だけは元気よく回っていました。おかげで、風車が現役で動く姿を間近で体感することが出来ました。


 シャッタースピードを遅くして、動きのある雰囲気で撮影。


 馬!?突如現れた光景。観光用ではなさそうです。


 次第に天気が曇ってきました。





 最後はこのような空模様になり、実に良いタイミングで散策できたようです。
 オランダといえば反射的に風車をイメージし、特にこのキンデルダイクの風景が象徴的ですが、噂に違わぬ素晴らしいものでした。この日の観光はキンデルダイクに絞っていたため、私の旅行にありがちな、駆け足で少しでも多く・・・ではなく、じっくりと心ゆくまで風景が堪能出来ました。


棒

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