4.ダマスカス(2) ウマイヤ・モスク


ウマイヤ・モスク外観
ウマイヤ・モスクは715年、ウマイヤ朝のカリフ、アル・ワリード1世が増加するイスラム信者のため、それまで使っていた聖ヨハネ聖堂西半分を買収、改築してつくったもの。写真の建物のファザードの壁画は黄金のモザイクと色ガラスを多様。素晴らしきイスラム美術! また、屋根のあたりから、とんがっている細い塔がありますね。これは、最後の審判の時にイエス・キリストが天から塔に降りて来るという伝説のあるイエスの尖塔(ミナレット)です。といっても、塔そのものは1759年立て替えられていますが。

ウマイヤ・モスク外観
こちら、左写真の反対側。
ウマイヤ・モスクは現存で最古のモスクと言われています。同時に、デザイン面を大きく重視した初期のモスクとか。

宝物庫
コリント式円柱に支えられる、高床式の面白い形のこれは、ウマイヤ・モスクに寄付された金銀財宝を保管しているとか。この宝物庫そのものも素晴らしいモザイクで覆われた宝物ですね。

清めの泉
礼拝の前にはきちんと手を洗い・・・のみならず、口、鼻、頭、肘(ひじ)、顔、両足も洗わないといけないとか。義務だそうです。

ミンバル
説教壇です。ここで指導者イマームがコーランを唱えるのです。

聖ヨハネの墓
写真右に見える建物のことです。アル・ワリード1世が聖ヨハネのクビを発見したという伝説を元に、11世紀に建造。

ドーム天井
これも凄い。19世紀末に造られた物で、それまでは木造でしたが火災で燃えたので石造りになったとか。
















棒
世界の旅トップページへ
裏辺研究所トップページへ