マニラ(フィリピン国鉄)の鉄道風景’15


○解説

 フィリピンの首都、マニラ。中距離輸送をフィリピン国鉄(ビコール地方にのびる南方線のみ運転)、近距離輸送をマニラ・ライトレールおよびマニラ・メトロレールが担っています。
 フィリピン国鉄は全線が非電化であり、線路等の設備の老朽化が深刻ですが、マニラ近郊については2009年7月に導入した韓国ロテム製のディーゼルカー導入や、日本からJRの12系・14系客車、203系電車(常磐緩行線を走っていた車両)、関東鉄道キハ350系などを次々と導入・・・したは良いものの、整備不良等で運用離脱も相次いでいる状況ですが、特に203系電車は電車としての走行機器を廃止し、客車として機関車に牽引され運転されています。
(撮影:Mr.S/解説:裏辺金好)

○地図


○フィリピン国鉄の風景


マニラにおける始発駅である、トゥトゥバン駅の風景。203系が新塗装に変更作業中。一方、12系客車はボロボロになって引退。


こちらはフィリピン国鉄としての203系旧塗装。




ヤギ?

ホームからはみ出しており、残念ながら203系の先頭車は撮影できず。

優先席マークはそのまま。

ホーム両脇に203系。窓に取り付けられた金網が物々しい。

中間車でも最後尾の車両となる場合は、このような顔つきに変更。

STOP!




203系の車内。こうやって見ると、日本時代とは大して変わらず。



最後尾はこのような状態に。

路線図は広告スペースを4面ぶち抜き。


続きまして、こちらは駅前で保存されている蒸気機関車たち。

フィリピン国鉄本社


こちらは、駅前でメガネ屋に転用された12系客車2両。ド派手なカラーリングですが、途中で塗るのを放棄した?

場所を移しまして、エドゥサ駅(EDSA駅)。

韓国ロテム製のディーゼルカーが入線。新しいはずですが・・・塗装のせいか、あまりそういう感じには見えませんね。

出発風景。草木は生い茂っている、レールはガタガタ、線路で子供たちが遊んでいる・・・ということで、すごい光景です。

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