HST〜イギリス〜その2
○解説
既に、こちらのページで紹介済みのHSTですが、今度はイギリス南西部での姿を撮影してみました。南西地方はHSTのホームグラウンドですので、今までの写真とは違う雰囲気のものを撮ることができました(多分)。上写真はイギリスの各地ではまだ現役の腕木信号と絡めて撮影。南西地方もその腕木信号が活躍する場所の一つで、HSTもそこを駆け抜けます。
(上写真:Truro駅にて/解説&撮影:秩父路号)
●ギャラリー
こちらはリニューアルされたFGW社の客車。ラインの形状から「ネオン塗装」と呼ばれています。
プリマス駅に停車するクロスカントリー社(CrossCountry、以下XC社)のHST。XC社は全国中にロンドンを経由しない長距離列車を運行しています。その中でも一番走行距離が長いのがスコットランドのダンディーから西の果て、ペンザンスまでの列車。707マイル(1130km)を12時間かけて走破する。かつての大阪〜青森間の特急「白鳥」の走行距離が1040kmだから、どれほど「長距離」なのか想像できるだろう。
体がうねるHST
ドーリッシュの町を差し掛かると、線路が本当に海のすぐそばに来る。隣には海岸遊歩道があり、通過する列車を間近で見ることができる(ちなみにここらへんは日本のサントリーカーブみたいに鉄道ファンなら必ず知っているほどの有名地) 。
車内がリニューアルされて綺麗になったのはいいが、シートが岩のように硬いのはなんとかしてほしい。
非リクライニング、固定式の2+2配置。
シートに刺さっている紙切れは指定席を示すもの。イギリスには指定席・自由席の概念がないので、こうやって対応している。指定席をとっていない場合は空いた席に座るか、座席を指定した人が乗る前・降りた後に座ることができる。
(ちなみにイギリスで座席を予約するのは無料です)