イギリス国立鉄道博物館(2ページ目)


 博物館の中央にある展示広場はターンテーブルがあり、その周りに機関車が扇形に配置されている。大宮の鉄博もここからヒントを得たとか。

1935年にイギリスで製造され、中華民国国有鉄道で使用されたKF7形蒸気機関車。

旧国鉄時代に使用された76形電機機関車。
1952年に製造開始され、主に貨物用として使われたが地方路線の客車も牽引していた。

旧LNWR(ロンドン北西鉄道)のインプルーブド・プレセデント・クラスの蒸気機関車。
1887年に製造開始され、主に急行列車を牽引していた。

弊サイトの別ページで紹介している、イギリスの在来線高速ディーゼル列車、HSTの試作車。
 旧国鉄の特急ディーゼル機関車、クラス55。ロンドン〜ヨーク〜エジンバラ間の特急列車に使用されていた。この機関車は「King's Own Yorkshire Light Infantry (訳:王直属のヨークシャー軽歩兵)」という長々とした名前がつけられている。

旧国鉄の特急電気機関車。2006年にペンドリーノに置き換えられるまで西海岸本線で活躍していた。

英仏海峡トンネル建設時に使用された事業車。
 世界初の都市間輸送を行った鉄道会社、リバプール&マンチェスター鉄道の記念すべき一号機、ロケット号(のレプリカ)。オリジナルは何度か修理を受けてロンドンの化学博物館に保存されている。

旧国鉄の蒸気機関車、マーチャント・ネイビー・クラス。カットモデルになっていて、内部の構造が丸見えになっている。

同じくマーチャント・ネイビー・クラスの姉妹機の35028号機、「クラン・ライン」は未だに現役。
頻繁に団体ツアーの列車を牽引している。

屋内には腕木信号も展示されている。

こちらはイギリスが誇る高速鉄道、ユーロスター・・・のカットモデル。
でもいつか現在の車両が引退して廃車になったらきっとここに保存されることだろう。
 そしてこちらがイギリスが誇る蒸気機関車の世界最高速度記録を保持するマラード号。旧LNER(ロンドン北東鉄道)のA4形機関車で、特徴のある流線型カバーが用いられている。
(注*現在マラード号はこのヨーク国立鉄道博物館本館ではなく、ここから少し北にあるシルドンの別館で展示されていますので訪問の際にはご注意を!)


訳:「1938年7月3日にこの機関車は蒸気機関車の世界最高速度である126mph (203km/h)を記録した」

マラード号のプラーク。「マラード」とはマガモの英名で、A4形機関車の多くは鳥の名前がつけられている。

マラード号の姉妹機、60009号機「ユニオン・オブ・サウス・アフリカ」。
A4形はまだ3機も現役で、全国中のSLツアーで頻繁に活躍している。

最初と最速の蒸気機関車、マラード号とロケット号の並び。

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