銚子電鉄2000形
京王帝都電鉄時代のライトグリーンに塗られた第1編成。
(写真:仲ノ町駅/撮影:与太郎)
●基本データ
デビュー年:1962(昭和37)年(※京王2010系として)銚子電気鉄道デビュー年:2010(平成22)年
運行区間:銚子電気鉄道線
●800形に続き、再び松山市から銚子市へ
車両の老朽化に悩む銚子電鉄が、京王3000系の導入に伴って余剰となった伊予鉄道800系2両編成×2本を導入したもので、形式はデハ2000と、クハ2500形とした。海路で松山から銚子へ輸送し、導入が行われたが、伊予鉄道からの譲渡は800形に次いで2回目である。銚子電鉄期待の新車であるが、元をたどれば京王電鉄2010系として活躍していた車両。この4両の製造年は1962(昭和37)年製につき、既に半世紀近く活躍をしており、レトロな車両である。なお、読売新聞(09年11月6日)によると、輸送費や改装、点検整備費などを含めて約1億5000万円とのこと。
2024(令和6)年3月10日には、第1編成が定期運用を終了している。
●車内の様子
(撮影:裏辺金好)
●カラーバリエーション(第1編成)
反対側は伊予鉄道時代に京王5000系風の運転台を取り付けて先頭車改造。この顔でライトグリーンは京王時代にもなかった。
(写真:銚子駅/撮影:裏辺金好)
第1編成の運用開始前の姿。まだ前面に愛称表示受け(?)が無いほか、車両番号は表示されていない。
(写真:外川駅/撮影:裏辺金好)
運用開始後、車番が加えられたが現在とは位置が異なる他、社名もない。
(写真:銚子駅/撮影:裏辺金好)
青色系の塗装となった2000形。
(写真:仲ノ町駅/撮影:裏辺金好)
●カラーバリエーション(第2編成)
第2編成当初の姿。アイボリーの上にイオン銚子ショッピングセンターのラッピング広告を貼付。のちに前面に京王時代を思わせる赤帯を追加。
(写真:仲ノ町駅/撮影:裏辺金好)
イオン銚子ショッピングセンターのラッピング広告終了後は、まさに京王塗装が復活している。その後、デハ2002の前面のみ上半分を紺色、下半分を赤に塗装されたことも。
(写真1枚目:仲ノ町駅/撮影:裏辺金好)
(写真2枚目:銚子駅/撮影:裏辺金好)
その後、脱線事故で走行不能になっていたところを、2015(平成27)年に千葉県立銚子商業高校の生徒らがクラウドファンディングで費用を集めて修理。あわせて銚子電鉄の旧標準色へリバイバル。
(写真:仲ノ町駅/撮影:与太郎)