京成電鉄AE100形
       Keisei Electric Railway Type AE100

(写真:京成本線 船橋競馬場駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1990(平成2)年
元運行区間:京成本線

●京成の顔である「スカイライナー」から「シティライナー」へ
 成田空港のターミナルビル直下への乗り入れの前にデビューした、京成の空港アクセス特急「スカイライナー」用車両。外観は非常用の前面貫通扉を設けながらも流線型としたかなり凝ったデザインになっており、同時期に登場したJRの253系と熾烈な競争を繰り広げている。なお、形式名のAEはAirport Expressから。また、京成の新造車としては初めてVVVFインバータ制御となり、後の3700形も制御装置等はAE100形を基本としている。

 2001(平成13)年から順次、車内のリニューアル工事が実施され、居住性が向上。

 2010(平成22)年7月17日に、成田スカイアクセス線の開業と(新)AE形が運行を開始すると、「スカイライナー」と、朝夕の通勤客輸送の「モーニングライナー」「イブニングライナー」から運用を離脱し、従来の本線経由で運転を開始した有料特急「シティライナー」に投入された。

 しかしながら、2015年11月29日の運転を最後にシティーライナーの定期運転終了とともに定期運用を離脱。2016(平成28)年1月は臨時列車として使用されたのち、2月21日、28日に「さよならAE100形記念ツアー」に充当され、引退した。