富山地方鉄道10030形
(写真:本線 早月加積〜越中中村/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1971(昭和46)年 ※京阪3000系として富山地方鉄道デビュー年:1991(平成3)年
主な運転区間:本線、立山線、不二越・上滝線
●京阪の名車は富山で活躍を続ける
テレビカーとして知られた、元京阪電鉄特急用車両3000系(現・8000系30番台)を購入。冷房化率向上のため在来車の代替として、1991(平成3)年から1993(平成5)年にかけて、別車両の下回りを組み合わせる形で2両編成×8編成=16両が導入された。現在はすべてワンマン化改造されている。 導入時は京阪時代と同じ塗装だったが、後に上半分が黄色、下半分が緑色という色に統一。2012(平成24)年4月から第2編成が京阪特急色にリバイバルされ、連結面の貫通扉上に液晶テレビを設置している。一方、京阪電鉄では1編成8両がリニューアルされ、後に8000系30番台に改番。これが2013(平成25)年3月で引退したことに伴い、同編成に連結されていたダブルデッカー車両の8831号車が富山地方鉄道へ譲渡された。そして、サハ31に改番の上で、同年8月25日から前述の第2編成に組み込まれ、「ダブルデッカーエキスプレス」として営業運転を開始している。
●カラーバリエーション
京阪特急色にリバイバルされた第2編成。
(写真:本線 電鉄黒部〜電鉄石田間/撮影:ネオン)
現在は「ダブルデッカーエキスプレス」として、観光の目玉車両となっている。
(写真:本線 浦山〜栃屋/撮影:リン)
〇車内の様子
普通車の車内
(撮影:リン)
ダブルデッカーエキスプレスで使用されるダブルデッカー車両サハ31(京阪時代は8831号車/旧3805号車)の1階席
(撮影:リン)
ダブルデッカー車両サハ31の2階席(座席指定車)
(撮影:リン)
ダブルデッカー車両サハ31の階下席(座席指定車)。1+2列配置でゆったりとした雰囲気。
(撮影:リン)
〇ギャラリー
(写真:本線 電鉄富山駅/撮影:ネオン)
(写真:本線 電鉄黒部〜東三日市間/撮影:ネオン)