あいの風とやま鉄道521系
開業記念のヘッドマークをつけた、オリジナル塗装の521系。
(写真:IRいしかわ鉄道線 金沢駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2015(平成27)年<JR車両としては2006(平成18)年>
最高速度:120km/h
運用区間:あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
●あいの風とやま鉄道の主力車両
2015(平成27)年3月14日の北陸新幹線金沢開業に伴う、並行在来線の第三セクター鉄道移管に伴い富山県内の受け皿として誕生した、あいの風とやま鉄道の主力車両。JR西日本の521系2両編成×16本が移籍したもので、関西などで運用している223系近郊形直流電車をベースに、構体設計は321系、車両制御装置は683系特急形交直流電車をベースとした交直流電車である。運用範囲は、IRいしかわ鉄道線の金沢駅〜あいの風とやま鉄道線の泊駅を基本とし、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの糸魚川駅まで乗り入れる運用も少数存在している。
塗装は、同社のロゴマークで採用された風をイメージしたラインをを配し、海側は富山湾のブルー、山側は富山県の自然を表現したグリーンという車両の左右で異なる配色となっている。なお、開業当初は大半の車両がJR時代の塗装で活躍しており、順次塗り替えが進められた。
2017(平成29)年から、あいの風とやま鉄道で521系1000番台の投入を開始。413系を置き換えるために自社発注したもので、225系ベースの前面デザインとなった3次車をベースに種別・行先表示をフルカラーLEDとしている。
今後は521系として初となる中間車を新造し、一部編成を3両編成化する計画である。
●カラーバリエーション
海側はブルーのラインを風のように配している。
(写真:あいの風とやま鉄道線 小杉〜呉羽/撮影:リン)
あいの風とやま鉄道の521系1000番台。
(写真2枚目:あいの風とやま鉄道線 小杉〜呉羽/撮影:リン)
開業当初は大半の車両がJR時代の姿で移籍。ただし、JRマークは消されている。
(写真:あいの風とやま鉄道線 富山駅/撮影:裏辺金好)