博物館の敷地内の隅っこにひっそりとしている建物、それがグラハム・ホワイト工場。通常ここは10時〜12時まで2時間しか開館しない。1917年に工場が設立され、イギリス初の航空機用の工場となった。現在は修復作業等は行っておらず、最古の機体が保存されている展示室となっている。
                      
                      
                      全景
                      工場の全景。工場といっても中はちゃんとした展示室となっている。
                      
                      ビッカーズ・ビミー
                      長距離飛行が可能な重爆撃機で、WWI中に投入される予定だったが、
                      開発が終戦に間に合わず、戦闘を見ることはなかった。 
                      
                      
                      ソッピース・トライプレーン
                      WWI後半に登場した三葉機の戦闘機。
                      1917年にソッピース・キャメルに置き換えられたが、それ以降も訓練機として使われた。 
                      
                      
                      ソッピース11/2ストラッター
                       1915年に登場した高性能戦闘機。ストラットのサスペンションの配置が奇妙なことからこのようなユニークな名前が生まれた。
                      
                      ソッピース・パップ
                      WWI中に使用された戦闘機。パイロットには人気の機体だったが、「パップ」という弱々しい名前が多くの人の気に触れた。 
                      
                      
                      コードロンG.3
                      WWI初期に機体不足を解消するためにフランスからイギリス空軍が購入した偵察・訓練機。 
                      
                      
                      ビッカーズFB5
                      パイロットが正確に機関銃を撃てるようにプレペラを機体後部に設置した。
                      
                      ハンリオHD-1
                      1916年にベルギーが開発した軽戦闘機。WWI中のイタリア空軍の主力機となった。
                      
                      ブリストルM1c
                      抜群の機動性を持っていたが、下方への視界の悪さと当時の単葉機への偏見が原因となって少数しか製造されなかった。
                      
                      
                      エンジン・スターター
                      機体のエンジンの馬力が増すに連れて、プロペラを人力で指導させるのが危険になったため、
                      この機械がスクリューでプロペラを回し、エンジンを始動させた。
                      
                      
                      RAF SE5A
                      WWI中にイギリスが開発した戦闘機の最高傑作としてたたえられている。
                      
                      
                      ソッピース・タブロイド
                      1913年ごろレース機として開発された。
                      
                      
                      ブレリオXXVII
                      1911年に製造されたレース機。同年のパリ航空祭で130km/hを記録した。